【SERVAMP】吸血鬼の憩いの場 ４【女主】

158話 その言葉は一体 ページ15

『…(…ｯ…私…！？)』





❮ー…が……なら………を…すよー…。❯



ｻﾞｻﾞｯｰ…ｻﾞｯｰ…





"私"が 何かを喋るが ノイズの音がそれを邪魔するー…。




『…(何…て…言ったの…)』





❮……たから……はー………になる…。❯



ｻﾞｻﾞｯｰ…ｻﾞｻﾞｯｰ…ｻﾞｯｰ…




思わず 『聞こえないよ』と叫ぼうとしたとき…クロさんに大声で呼ばれ 我に返った。




ク｢…っ…！！‥A…っ！！A！！！｣




『ー…！！！』




驚いて クロさんの顔をじっと見つめる。




『………あ……す…すみません…ｯ…！』




ク｢……いや…………それより…大丈夫か………顔色…悪いけど…。｣




『………大丈夫…ですよ…。』



曖昧に答えて 微笑むと、クロさんはなんとも言えない表情で｢…そーか…｣と言った。



と その時…



真｢…クロー！！！お前も手伝え！！！｣




城田くんの大きな声が廊下から聞こえ…、




ク｢……めんどくせえ……煩いから行くか…。｣



なんて言いながら クロさんは部屋を後にした。



しばらく ドアの方に目をやっていたが ふと視線を戻すと、さっきの"コト"について考える…。




『……なんて…言ってたんだろう…。』




私そっくりな 女の子 ー…



その子が喋った事柄 ー…





あれは 一体 …‥何を示していたんだろう…。

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