144話 俺は父さんを軽蔑するよ ページ50
それから数日後…
夕食の食器の片付けをやまねさんとしていると…、
や｢Aさん…？ これを棚に戻してもらえるかしら…。｣
『…あ、はい！』
渡されたものを受け取り 棚に戻そうとした時…また 手が透けてきていた…。
『……！！』
私は 慌てて棚に戻し 手を引っ込める。
や｢…Aさん…何だか顔色が悪いわねえ…どこか体調悪いところある…？｣
そんな私の様子に気づき 声をかけてくれる。
『…いえ……大丈夫です。』
や｢…そう？無理はしないようにね…。｣
『…はい……あ、私 そろそろ有栖院さんのお部屋行ってきますね…。』
や｢…あらあら…もうそんな時間…行ってらっしゃい。｣
……………。
軽くノックをして ドアを開く。
すると 部屋の明かりはついていなく…『(また どこか行ってるのかな？)』と思い 部屋の中へ入る。
国｢……………。｣
大きな部屋の真ん中まで来たところで ベッドに横たわる有栖院さんを見つけた。
『……有栖院さん……？』
すぐ近くまで近づいて 声をかけてみるも 返事はなく… 寝てしまったのかと思い部屋を後にしようとした その時…
小さく 服を引っ張られ引き止められた。
『………有栖院…さん？』
国｢………A……。｣
その声は とても弱々しく… 私は なんとも言えない気持ちになる。
国｢……俺……俺は父さんが許せない…。｣
『…………え…？』
国｢……御園は…俺の弟だ……でも……父さんの浮気相手の子供で…。その相手は……俺の母さんが……。｣
『……………。』
私は 有栖院さんが言っていることがよく分からなかったー…。
『…(二人は…本当の兄弟じゃ…ないってこと…？)』
国｢……してしまったことは…変えられない…精一杯 償っていくしかない…。ただ……俺は父さんを"軽蔑"するー…。｣
『……ｯ……。』
ここで……路を間違えてしまったの…？
この事で… 有栖院家は…バラバラになってしまったの…？
国｢……A……俺は…どうしたら…ｯ…。｣
『………っ…。』
"このこと" で…兄弟が…親子が……家族がバラバラになってしまったなんて……そんなの…
ー… 悲しすぎる…。
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続編行きます…！！
長いお話に 付き合っていただき…ありがとうございます……(´；ω；｀)
原作の世界観を大切に この先も頑張ります……！！！！
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まっちゃ* - いつも楽しく読ませていただいてます！！134話の御門さんのセリフなんですが正しくは「ランドセルが大きすぎてねぇ」ですよ！ (2018年1月24日 21時) (
レス) id: cd2ef48f8b (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - ユキリン♪さん» ありがとうございます！これからもゆっくりですが頑張らせて頂きます(*^^*) たまにさっくんと呼びますが、シリアスシーンが今のところ多いので真面目に呼ばせてます← (2015年9月11日 20時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
ユキリン♪ - この作品凄く面白いです！ところで主人公ちゃんって桜哉のこと「さっくん」って読んでた気がするのですが…気のせいだったらすいませんm(_ _)m (2015年8月4日 15時) (レス) id: 665d4fa79f (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - レモン店長さん» ありがとうございます！そう言って頂けると とても嬉しいです！！夢主ちゃんとSERVAMPの世界観を、うまくまとめられるように頑張ります(*^^*)これからもどうぞよろしくお願いします！ (2015年4月19日 1時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
レモン店長(プロフ) - 続編おめでとうございます！！今回も楽しみにさせて頂きます(*-艸・*) (2015年4月19日 1時) (レス) id: 50797e23c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KitKat_Lihit | 作成日時：2015年4月13日 21時
