140話 メイド ページ46
国「やまねさーん!!」
や「あらあら…御国坊ちゃん、どうしました?」
『…!!(わ…若かりし やまねさん…)』
こんな感じだったのか…なんて 思いながらボーッとしていると 有栖院さんは必死でやまねさんを説得してくれていた。
国「…って訳なんだよ…、」
や「…大変ねえ…"断る理由"が無ければ雇ってあげるのがこの家のルール…良いでしょう。御門様には私から話しておきます。」
国「良かった…お姉さん!!ここで住んで大丈夫だよ!」
『…え…で…でも…、』
だって…そもそも 私は"ここ"にいちゃいけない…。
だからー…
国「……ねえ お姉さん……俺の部屋で 少し話そっか…?」
何かを感じとってくれた有栖院さんが 優しげな笑みで 私をまた引っ張っていく。
……………。
国「…そこに適当に座って?」
そう言われ 私は近くのソファに腰をかけた。
国「……さて…と…お姉さん…まずは名前を聞いても良いかな。」
『…あ…えっと…綾代……Aです…。』
国「Aかー、良い名前だね!」
『…ありがとう…ございます…。』
本名を言っても良かったのだろうか…。
国「……それでさ、Aは…どうしてそんな泣きそうな顔をしているの?」
『…………ッ…そ…れは…』
言っても良いの…?
そもそも 信じてもらえないかもしれない…
『……私は…なんで"ここ"にいるのか…分からない…し…それに………いつ消えちゃうかも分からない……。』
突然 ここに来てしまった…、
なら… 突然戻ることもある…。
そもそも どうやって こうなったのか分かってないし…。
国「………なーんか…難しい事になってるってことかな?」
『…………。』
国「…よし!決めた。Aは 俺の専属な?」
『……え……?』
今の話から 何でそんな…事に……?
国「消えちゃうかもしれないなら その時まで一緒にいれば良いよ。それで、俺がAを笑顔にする!」
『…………………。』
国「…あ、因みにYes以外の返答は却下だから。これ決定ね❤」
有無を言わさない…という笑顔に 私は頷くしかなかった。
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まっちゃ* - いつも楽しく読ませていただいてます!!134話の御門さんのセリフなんですが正しくは「ランドセルが大きすぎてねぇ」ですよ! (2018年1月24日 21時) (レス) id: cd2ef48f8b (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - ユキリン♪さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが頑張らせて頂きます(*^^*) たまにさっくんと呼びますが、シリアスシーンが今のところ多いので真面目に呼ばせてます← (2015年9月11日 20時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
ユキリン♪ - この作品凄く面白いです!ところで主人公ちゃんって桜哉のこと「さっくん」って読んでた気がするのですが…気のせいだったらすいませんm(_ _)m (2015年8月4日 15時) (レス) id: 665d4fa79f (このIDを非表示/違反報告)
KitKat_Lihit(プロフ) - レモン店長さん» ありがとうございます!そう言って頂けると とても嬉しいです!!夢主ちゃんとSERVAMPの世界観を、うまくまとめられるように頑張ります(*^^*)これからもどうぞよろしくお願いします! (2015年4月19日 1時) (レス) id: a35409c87f (このIDを非表示/違反報告)
レモン店長(プロフ) - 続編おめでとうございます!!今回も楽しみにさせて頂きます(*-艸・*) (2015年4月19日 1時) (レス) id: 50797e23c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KitKat_Lihit | 作成日時:2015年4月13日 21時