【SERVAMP】吸血鬼の憩いの場 ３【女主】

98話 いじられキャラは ページ4

椿｢はあ…美味しかった！｣


抹茶白玉あんみつパフェ(特別バージョン)を食べ終えた椿さんは、そう言うと 顔の前で手を組み 何かを考えるかのような姿勢になった。


『………？』


どうしたんだろう… そう思ったが、特には聞かないでおく。


すると 椿さんの方から声をかけてきた。



椿｢……ねえ A？｣



『…は、はい。』


なんだか真剣な雰囲気を感じ取り、少し緊張するー…。



椿｢Aは…｣



『……………』




椿｢………僕が………｣




『………………。』



緊張からか 瞬きをせずに、真剣に聞き入る。




椿｢…僕が…"いじられキャラ"だと思う…？｣






『…………………え？』




"いじられキャラだと思う？"







『……えっと…(それはつまり…？)』





椿｢……僕さ…よく いじられるんだよね…下位吸血鬼達に…｣





物凄く真剣な 表情をして何を聞かれるかと思ったら…




『……そうですね…確かに椿さんはいろいろとお話しやすかったりしますけど…。
下位吸血鬼？の方々って…この前お会いした "家族"の方々ですよね…？』




椿｢…うん？ああ、そうだよ。｣




『…それならきっと…"仲良しな家族" の証なんじゃないでしょうか…。
嫌いな人や関わりたくない人になんて、いじりに行きませんしね！』



そう言って 笑顔を向ければ、椿さんは呆気にとられるも どこか納得したような表情になると 笑い出した。



椿｢……そっか、…あは…あははは！！あっははは！！あははははは！！中々 良いこと言うね？

…それじゃぁ…今度から いじられたら "愛" として受け取っとく事にするよ！｣



『…はい！』





なんだか…一瞬…



寂しそうな顔になったのは… 気のせい？

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