【SERVAMP】吸血鬼の憩いの場 ３【女主】

115話 おはようはこんにちは ページ21

『…ん…』


桜｢…おはよ、ちゃんと寝れたみたいだな。｣



声がした方へ顔を向けると、そこには桜哉くんが椅子に腰をかけて座っていてー…、



『…おはよう…ございます…』


桜｢はは、まだ眠いなら寝とけば良いのに。｣



今何時だろう…



ボーッとする頭で そう考え、時計に目をやる。



"2時24分"



ふーん…2時24分…



『………………………………え！！？』



ガバッと起き上がって窓に目をやる。



『……明…るい…』


ということは…夜中の2時…なんてことは無くて…



桜｢びっくりしたー…どうしたんだよ いきなり。｣


『…あ、桜哉くん……ちょっとビックリしちゃって…((苦笑』



桜｢びっくり？｣



『……こんな長く寝てたんだ…って…』



桜｢…俺と一緒に寝たからだったりして〜。｣


いきなりのその言葉に 思わず顔が熱くなる…。

昨日の私はなんてことをしたんだ…ｯ…！！



『…あ、あの…そのｯ…』



桜｢…ふは、可愛いなお前。冗談だよ…多分 疲れてたからだと思うし。｣



『…ｯ…！！』



か、可愛いとか そんなホイホイ言っちゃダメだと思う…！！


桜｢…？…………あ、そうだ。俺 そろそろ帰らないと。…椿さんがうるさいから。｣



『…あ、ご ごめんなさい！！私のせいで…ありがとうございました！』


桜｢…良いって、俺がしたくてしたんだし。｣


そう言って 笑うと私の頭を軽くわしゃわしゃ としてくれる。



桜｢それじゃ、またな。｣



『…また！』



ベランダの窓から 出ていく桜哉くん…………………………………、



『ベランダから帰るの…ｯ！！？』

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