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A『…私が、解雇…？』
どうしても仕方ないことって言ってしまえば、それまで
だけど、会社の業績が傾いて
どんどん有能な人が引き抜かれて
…業務縮小、だった
私がいた課は全員散り散りになって、
普通の平社員、なにか役職についてるわけじゃない私は
人員削減するにはぴったりだったの
A『もしもし、…風磨、？
…今、話せる？忙しいならいいんだけど』
結局頼ったのは、幼なじみで
…いちばん私を分かってた風磨で
正直、このときの私は一人娘で両親ももうリタイヤ済み。
自分が思ってる以上に追い込まれすぎて、記憶が曖昧なんだけど
風磨『…忙しいよ、Aから電話かけてくるなんて珍しい』
A『あ、…えへへ、そう…かな？
なんか、風磨の声聞きたくなっちゃって…
安心した、ありがと…じゃね』
風磨『なぁ、Aなんかあったろ』
電話越しに
それでも、風磨の顔が簡単に浮かぶくらいの
…心配してる声
A『…っ、…ごめっ、あのね…』
風磨の前、やっと泣けた
堰を切ったように、ポロポロって
全部全部話して、楽になろうって
…風磨に迷惑なんかかけられないって分かってたけど
風磨『A、』
A『…、ごめん…こんなこと、仕事中に言っちゃって』
風磨『あのさ、今から俺大事な話してもいい？』
A『…え、？』
風磨『今から、寿退社にしようよ
…だから、俺と結婚してください』
･
･
風磨｢いやー、本当にあの後手続きで本当に寿退社になるとは思ってなかったわー｣
A｢…まぁ、それは私も？？｣
風磨｢あ、やっべ…俺もう中で準備してこなくちゃ
Aドレスの裾でコケんなよ！｣
A｢はいはい、さすがにコケないって！
風磨こそ髪乱れてるからしっかりしてよー｣
鏡の中、眩しくなるくらい真っ白なドレスで身を包んだ私と
パタパタと先にチャペルに入場しておかなくちゃいけないって慌てて出ていった風磨が映って
…あの日、私が解雇通告された日
指輪も、高級ホテルのレストランもあったわけじゃないプロポーズから
程遠くない今日
“永遠の愛を誓いますか？”
｢｢はい｣｣
私と風磨は誓いのキスを
そっとするんだ
Sel'ge Liebe auf den Mund;
《唇なら愛情のキス》
Aufs geschlosne Aug' die Sehnsucht,*ﾟSo→←2
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れのん - そうだったんですか。待ってます！！ (2018年4月15日 23時) (
レス) id: 74ee8fcdf1 (このIDを非表示/違反報告)
こひな(プロフ) - れのんさん» 申し訳ありません(><)作者の新生活の多忙さで、長編2作品を掛け持ちすることが難しくなってしまったので一時的にパスワードをかけました… 新生活が落ち着き次第書き直すのでお待ちください… (2018年4月14日 18時) (レス) id: 1eaae20478 (このIDを非表示/違反報告)
れのん - すみません！この作品ではないのですが、泡沫の灯火のパスワードを教えてもらえませんか？お願いします！！ (2018年4月14日 18時) (レス) id: 74ee8fcdf1 (このIDを非表示/違反報告)
こひな(プロフ) - ひろみさん» コメントありがとうございます レス遅れてごめんなさい(｡>_<｡) ゆるゆる更新ですが皆さんにキュンキュンして貰えるように頑張ります(*^^*) (2018年3月14日 18時) (レス) id: 1eaae20478 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ - 続きが気になります！これからも頑張ってくださいっ！ (2018年3月9日 22時) (レス) id: 331a6dc05d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こひな | 作成日時：2018年3月6日 18時
