今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:20,068 hit
小｜中｜大
051 ページ1
。Ｙｕｔａ Ｋｉｓｈｉ
.
A、A、A、A
頭の中で何度も何度もつぶやく。
もしかしたら口に出てたかもしれない。
大丈夫、忘れてない。
笑顔、声、仕草
全部覚えてる。
大丈夫。
.
舞台は大成功で
青い光の演出が凄かった
2人の涙に感動した
本当にキスしたみたいだった
いろんな感想を同級生からかけられたが
耳に入ってくる言葉たちは色を持つことはなくて
ただAの全てを繰り返し思い出しては、思い出せることに安心して
自分を落ち着かせていた。
Aの声が
その笑顔が
その全てが
何度も何度も俺を救ってくれた。
あのとき、何も答えられなかったけど、分かったことがあるんだ。
もし魔法にかかってる間に
誰かを好きになったとして
もしその魔法が解けてしまっても
また何度でも巡り会って
また何度でも好きになる。
意味わかんねえ質問してきたのもAだけど
この答えを教えてくれたのもA、お前だよ。
岩「早く！！早く来て！！
Aが！！！」
やっと見つけた答えを俺はAに教えてやらなくちゃいけない。
思い込み激しくて、
1人でなんでも抱え込んで、
分からず屋で、
本当は泣き虫で、
俺よりバカな君に。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1075人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ありめろ。
| 作成日時：2017年5月29日 22時
