真剣 ページ18
それから２年がたち、私は大きくなった
私の身体に合わせ扇子も大きくなった。
今日から真剣での鍛錬が始まり、
師範は私に少し小さめの真剣をくれた
宇「 藤襲山の最終選抜にはもう行けると思うがもう少しだけ派手に成長してからにしよう。そうじゃないとダメだ。最終選抜には14歳でいく。わかったな？」
まだもう少し派手にデカくなってから最終選別に行くことを明確に師範に伝えられ、私は大きく頷いた。
そこからは師範と戦ってみたりいつもの鍛錬を毎日を毎日行った。
そして私は扇子でも戦えるようになった。
むしろ扇子の方が戦いやすかった。
宇「取り敢えず最終選別には音の呼吸で派手に行ってもらうがこれは派生させた方が動きやすいかもしれない。」
師範は私にそう伝えると扇子が刃になっている物を作ってくれた。
そして一言。
宇「派手に派生させてみろ！」
貴「最近、派手に自由度高すぎません！？」
その会話を聞いていた３人はこう思ったという。
３人(もう、小さい天元様が出来上がってしまった...)
喋り方一緒すぎ。行動も一緒すぎ。
でも、そこからはとんとん拍子に話が進み私は譜の呼吸(うたの呼吸)を派生することができた。
譜の呼吸壱の型 和歌
舞妓さんが踊るように敵を惹きつける気づけば敵は首を切られている。
譜の呼吸弍の型 狂想曲
狂ったように動き敵をかく乱させてから切る
譜の呼吸参の型 箏
縦から斬撃する
譜の呼吸肆の型 三味線
扇子を開いてスライドさせて首を切る
譜の呼吸伍の型 尺八
突き技扇子を閉じて使う
呼吸によってその楽器の音が聞こえたり和歌や狂想曲はしなやかに動いたり狂ったように動くことで敵の首を切る
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作者名：凛 | 作成日時：2020年6月16日 13時
