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重｢落ち着いた？｣
その言葉に1つ頷く
重｢ふふ、よかった、ニコニコ天使ちゃんのおかげやなぁ？｣
いつものお調子者に戻ってニヤニヤしてくる
…ただのうぜぇやつに戻ってもうたわ
しげは戻ったのに、中々俺の心の古傷の痛みは治まらんくて
藤｢しげ、俺、弱、なって、もうた、かも笑｣
頑張ってあげた右の口角はピクピクと引き攣る
藤｢だから、今、からのこ、とは、忘れてや？｣
しげの服の裾を引っ張って勝手にソファーに座ると、しげを床に座らせて後ろから抱きしめた
過去の話をするって、こんなにも心が痛むんやな
みんなに話してから数日が過ぎたというのに
びっくりしてたしげやけど、少ししたら俺の腕をぽんぽんとあやすかのように叩き始めた
重｢痛いな、心｣
左肩に預けた頭が撫でられる
重｢そう言えばさっきの女、つけてたの盗聴器だけやったわ
気が動転してた中ようコードネームで呼べたわ、偉かったな？｣
こうやって人にちゃんと褒められるの新鮮やなぁ
重｢…それから小瀧家の日、よう着いてきたな、そんでよう弟守ったわ
流星居らへんかったら今頃小瀧は神ちゃんによって死んでたかもしれへんな
偉いで流星｣
それからもゆっくり言葉にして褒めてくれるしげ
重｢それから…｣
藤｢しげ｣
重｢ん？｣
藤｢ありがとう｣
重｢…おう｣
しげの肩から顔をあげると、窓からは朝日が差し込んだ
藤｢あ、ごめ｣
重｢ふふっ、今日は仕事入ってないから大丈夫やで
事情さえ説明すれば神ちゃんも許してくれるやろ｣
こっちを振り向いて微笑む彼のなんたる綺麗さ
藤｢いっつも、神ちゃん、やな｣
重｢当たり前やろ？WESTが大好きやけど、やっぱり俺の1番の宝物は神ちゃんやねん笑｣
藤｢そ、か、俺も、望が、1番、かもしれへん笑｣
今度は自然に笑えた気がする
しげに感謝やな
重｢これからも小瀧を頼むで、兄ちゃん｣
俺はまた1つ頷いた
少しだけ、古傷の痛みが落ち着いた
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如月なつ(プロフ) - ニコニコさん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年10月7日 8時) (
レス) id: e4d9d6f26f (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - まじでこのお話が大好きですこれからも更新頑張ってください！！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page35 id: 43a86f40a2 (このIDを非表示/違反報告)
如月なつ(プロフ) - もちさん» ぴゃー！！！(By重岡)(？？？) (2021年9月17日 22時) (レス) id: e4d9d6f26f (このIDを非表示/違反報告)
もち - 神ちゃんが可愛いすぎるぅぅぅぅ！！ (2021年9月17日 20時) (レス) id: e736566183 (このIDを非表示/違反報告)
如月なつ(プロフ) - もちさん» コメント、評価ありがとうございます。今から泣いてきます(？) (2021年9月11日 23時) (レス) id: e4d9d6f26f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 なつ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月18日 0時
