【HXH】 白の救世主

25話「出口？」 ページ29

クラピカside

『みんなに会えたからだよ！』


その言葉を聞いて私は口が少し緩んでいくのがわかった



私は無意識に彼女を見つめていた

試験が始まる前からずっと気になっていた
なぜなら


"彼女をどこかで見たことがあるんだ"


青い髪…茶色い目… ハクア… この名前も聞き覚えが…

遠い記憶からなんとか引っ張り出そうと頭をかしげる
ふと 小さい頃の記憶がよみがえってくる


青くて短い髪、 黄色をまとったクルタの服、

『…ラ…カ』

あと少しで思い出せそうだ ここまで出かかってるんだg『クラピカ？』

！ ハクアの声で現実に戻された


『もう直ぐ 出口だよ！ 大丈夫？ ボーッとしてたけど』

「あぁ 大丈夫だ 心配はいらない」

とにかく今は試験に集中しよう 油断は大敵だ


ハクアの言う通り もう目の前には出口が待っていた
心なしか出口の光が明るい… 無理もない、こんなに薄暗い通路を何時間も走ったんだ


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


「はぁ、 はぁ ここがゴールか？」
先に着いたゴンとキルアに問う

「ううん 違うってさ」


周りが霧で見えなかったがしばらくすると霧が晴れてきた

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