【HXH】 白の救世主

23話 「医者」 ページ27

「悪いが俺にはお前みたいな立派などうきはねぇよ」

私は頭にはてなを浮かべた

「俺の目的はやっぱり金さ！」

「嘘だ まさか本当に金でこの世の全てが買えると思っているのか！」

「買えるさ、ものはもちろん夢も心も人の命だって金次第だ！」
レオリオさんは迷いなく答えた

「撤回しろ レオリオ！ クルタ族のことを言っているなら許さんぞ！」

「なぜだ事実だぜ 金がありゃ俺の友達は死ななかった！」

！ 友達が…
『あの、 病気だったんですか…？』

話を聞くところによるとその病気は消して治らないわけではないらしい その病気を治すために治療代が必要だった だがレオリオさんはそれを払う余裕はなかった
医者になるためにも莫大なお金が必要で世の中は金だ！と言っていた

『なれるといいですね』

「ああ！ 言われなくたって立派なハンターになってやる！！」

私は無意識に微笑んでいた

『いいえ、 医者にですよ』

レオリオさんは恥ずかしいのか目をそらした
すると後ろからゴンたちの声がした

「お先に クラピカ、ハクア」

「おっさん、先行くぜ」

「おっさんじゃねえ！ 俺はお前たちと同じ10代だ！！」

私たちはそれを聞いて一瞬だが固まった
「え？！」 「うそ？！」
ゴンとキルアはそう言っていたが
私は驚きのあまり声には出さず 目をプチクリさせた

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