16話 「分岐」 ページ19
「どのくらい走ったのかな」
『まだせいぜい30分かな？』
と私は答える
「変なテストだね〜」
そうかな？結構試験っぽいけど…
「いや持久力を試すにはもってこいのテストだ
それに…」
クラピカの言葉を遮るようにトンパさんがこう言った
「あーお前さんも気づいたか」
うん？と首をかしげるゴン
「どこまで走ればいいのか、またいつまで走れば良いのか、
それがわからないままで
俺たちはひたすら走らなきゃならない
この心理的負荷は持久力と同時に精神力を試されるってわけさ」
なるほど…
それを聞いたレオリオはやる気を出した
元気だなぁ …
そんなことを思っていると
目の前にスケボーに乗っている銀髪の少年があらわれた
「うわぁ！ かっこいい！！」
「おい！こら！ きたねえぞ！それ反則じゃねーかよ！」
「なんで?」
「そりゃあ 持久力のテストだからだ！！」
「違うよ？ サトツさんはついてこいって言っただけだよ？」
「ゴン、 お前はどっちの味方だ？！」
その後の会話はもう覚えていない
走っていると周りが少しざわついた
分岐？
左に行くのね
「あれ？ 右の穴から甘い匂いがするよ？」
ゴンの言う通り甘い匂いがした
これは… もしかして…
「また分岐か？」
クラピカの声で前を向いた
まただ 右の穴から甘い匂いが…
？リオレオさんが…
大丈夫かな？
するとリオレオさんは息を切らして立ち止まった
「大丈夫？！ レオリオ！」
銀髪君はゴンを引き止めたが、 ゴンは友達だからと
リオレオさんの方へ駆け寄ろうとした しかしリオレオさんはいきなり叫び出し 走りだした
だけど やっぱり苦しそう…
私はバッグから水筒を取り出しリオレオさんに差し出した
『あの… 良かったらこれ飲んでください』
「…ｾﾞｪ…ｾﾞｪ いいのか? ﾊｧ… ﾊｧ」
息を切らして聞き返してくる
『えぇ 気にしないでください 私は大丈夫です』
そう言ってリオレオさんに水筒を飲んだ
結構…飲んだ…
「プハっ！
ハクア… ありがとよ ﾊｧ… だけど…ﾊｧ … 足が うごかねぇ」
「どうしよう？トンパさん？」とゴンがトンパさんに聞く トンパさんはしばらく考えて 思い出したように声を上げた
「分岐の右の穴から甘い匂いがしてきただろ？
あれで体力回復出来るかもしれない！
どこかでかいだ匂いだと思ったんだがあれは癒し杉の樹液のにおいに間違ない！」
ん？ 癒し杉？ そんなの薬剤師として聞いたことも見たこともない…
本当にあるのかな？
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こはく(プロフ) - コップ娘さん» ありがとうございます！ ご丁寧に指摘していただき助かります！！ プロフィールのところに書かせていただきました！(紹介文のとこらは文字数が…) 以後気をつけます！ ^ ^ (2018年2月7日 22時) (
レス) id: e17cf2150a (このIDを非表示/違反報告)
コップ娘(プロフ) - イラスト凄いですね！あ、この作品のCSSなのですが、お借りしたものであればCSSの作者さんの名前を書いたほうがよろしいかと思います…… (2018年2月7日 18時) (レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - アルラさん» わかる。わかるぞアルラ様 コメントありがとうございますっぅ！！ (2017年8月28日 18時) (レス) id: 9069044b6f (このIDを非表示/違反報告)
アルラ - クルタ族みんなキレたらヤバい (2017年8月28日 12時) (レス) id: e101b26834 (このIDを非表示/違反報告)
水野ミドリ(プロフ) - コハクさん» (水野 翠です)書いてくださるんですか!?はわわっ水野は感激です〜(>_<)ではお言葉に甘えて…私の小説【幻影旅団No.0はクラピカの実妹！】の夢主も書いてくだされば嬉しいです… (2017年8月25日 14時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2016年12月1日 21時
