【HXH】 クルタの生存者

51話「逃亡」 ページ11

そうこう話しているとだんだんと後ろから誰かの叫び声が大きくなって聞こえてくる


『…？なんだろ』


「ぎゃああああああ！！」



レ、レオリオさん？？！



「？どうした、レオリ…オ」



クラピカが声をかけようとしたけど無視して行ってしまった
それにしてもなんてもう言えぬ速さだった…





「一体どうしたんだ？ あいつ…」




「ぐぉらあああああ までぇいいいいいい！！」




同じ方向に誰かが走ってくる
あれ？ なんでメンチさんがこんなところに？
しかもタオル一枚で… ！ まさかレオリオさん覗きを？！





『あのどうかしたん…で すか』




同じくスルーされてしまった
何か気になるので私たちはレオリオさんを追ってみました


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





少し走って角に曲がった時正面に見慣れた背中を見つけた





レオリオさんだ…
手をポケットの中に入れてが窓の外を見ていた



「一体どうしたんだ？ 追いかけられていたように見えたが…」



「ったく男前の顔が台無しだぜ…」



ゆっくりと私たちの方へ向く
！ 彼の顔にはひっかいたような傷がいくつもあった





『！！ だ、大丈夫ですか？！ 今すぐ手当を…！』


「あぁ 悪りぃ 頼むわハクア」




すぐにカバンから絆創膏(ばんそうこう)や消毒液などを用意し、手当をした





「いってっぇぇ！」




『っ我慢してください！』



「…でレオリオ何があったんだ？」





「実はよぉ…」

_________


「なるほどな 先ほどのアニタというやつのことか…
追放になったことに納得いかず、試験管に意見しようとしたらちょうどメンチがシャワーを浴びていた時に訪れたわけか 全く お前は運がいいのか悪いのか…」




『メンチさん怒ると怖いもんね…私てっきりレオリオさんが覗きをしたのかと思ってましたよ
よしこれで2日もすれば治ると思いますよ！』




「お ありがとな！ って俺が覗きをするよう男に見るのか？？『見え…なくはないですね』

…そ、そうかよ…

ん？ お前着替えたのか なんかクラピカの服の模様に似てるなぁ 確か民族衣装だったっけか？ クラピカ」




「は、話せば長くなる…」

確かに…

「っま 可愛からいっか！」



『ふふ、ありがとうございます』


ｶﾞﾀﾝ


いきなり謎の音がした 外の方からだ近づいてみると

外にゴンがいた



『ゴン！ 』



二人は私の後を追いかけた

52話「ボール遊び」→←50話「夜景」

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