[ナンバカ] 狼さんは "アイ" を知る。

▽ No.8 ▽ ページ9

＿ A sido ＿

会議も終わり、悟空主任という人に五舎に連れてってもらう事になった。


確か、会議が終わった際に看守長から…

「今後の活躍を楽しみにしてるぞ。」

って言われたっけ？
…

活躍ｯ？！多分僕、半殺ししかしないよ？！！
むしろ評判悪くなるって…！

そう思いながら、悟空主任の隣を歩く。


…出来る事なら、悟空主任の後ろをついていきたいが、悟空主任本人から

「俺の部下だから、隣を歩け」と命令され仕方なく悟空主任の隣を歩いている。


(…部下って、主任の隣歩いて良かったけ？
僕の時は、後ろで歩かせたよ？！！)


そう思いながら、悟空主任の顔をチラチラと見ながら歩く。


(はぁぁあー…

絶対この人怒ってるよー…。

さっきから、顔真っ赤だし…、

僕が何したって言うんだよ！！


あぁ！誰か助けてっ…。)


そう思ってると、悟空主任が最初に口を開く。

「…か？」
『…え？』
「ｯ…、"アイス好きか？"って聞いてんだよ…」

そう言った悟空主任は、耳まで真っ赤にさせていた。


(え、アイス…？)


『好きですけど…』
「…んじゃ、少し寄り道するぞ。」


えっ、"寄り道"？？

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