▽ No.32 ▽ ページ36
_ A sido _
前方にいる囚人達をヌンチャクで転ばせる。
「「「どわっ!!」」」
「?!」
そして、そのまま囚人達をヌンチャクで縛り上げる。
「えー!なにこれっ!?」
「ハジメー!!
これってもしかして…、新しいトラップ?!!」
そう囚人達が、身動きとれず騒いでいるのだが、
僕はお構い無しに、その看守に近づく。
「てめーは、サルのとこの…」
そう何かを言いかける看守の声をわざと遮って、
僕は自己紹介をした。
『改めまして、
五舎に配属された 如月Aです。』
そう笑顔で言うと、看守は僕の肩を掴み、
「これはただの運動だ。」
と言う。
…が、僕は、看守の手を払い除け躊躇なく言う。
『脱獄ですよね?』
「いや、運d…」
『″脱獄″…ですよね???』
と、黒笑しながら僕は言うと、看守は青ざめて…
「…頼むから、言わないでくれ。」
と訴える。
「ハジメが訴えてるぞ…。」
「あの女看守すげぇ…。」
僕は、看守と囚人の様子を見て、可笑しく思い
つい堪えきれず、笑ってしまう。
『っはは!』
「「「「「??」」」」」
『安心してよ。
僕は、ばらすつもりなんてないから。』
そう言うとみんなが、驚いた顔をした。
「…本当なのか?」
『うん。
…それに、その看守の気持ちも分かるしね。
もー本当に、脱獄されちゃ困るよなー…。
てか、何度殴っても学習しないなんて、
どういう神経をしてるんだが…。』
そう僕がペラペラと喋ってると、看守は「うんうん」と頷いて共感してくれた。
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まろん(プロフ) - リャン推しのあきさん» はじめして。 毎日読んでくださってありがとうございます!一人称も、工夫していたので、そう言ってくださって工夫したかいがありました。はい、ありがとうございます(´∀`)とても励みになります…! (2018年6月23日 19時) (レス) id: c5d1be9e9a (このIDを非表示/違反報告)
リャン推しのあき - はじめまして! 毎日読ませてもらってます! 夢主の一人称が、裏表の差 で変わって新しい感じで好きです!((( とりあえず、続きが楽しみ( ˇωˇ ) これからも頑張ってください(`・∀・´) (2018年6月23日 14時) (レス) id: 9019215b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有機酸 x他1人 | 作成日時:2018年6月19日 1時