▼ No.29 ▼ ページ31
_ A sido _
犬士郎さんが書類に目を通してる間、先程の男性が気にかかった。
『あの、犬士郎さん。
あの方は…?』
そう言い僕は、男性の方をみる。
「…彼は634番。
目は不自由だが、とても勉強熱心で、真面目な奴だ。」
(634番…という事は、囚人…。)
『囚人が、この部屋にいていいんですか?』
僕は恐る恐るそう聞いてみると、
犬士郎さんは迷わずハッキリと答えた。
「あぁ、あいつはそういう奴じゃないからな。
それに、私がああして勉強を教えてる。」
(″勉強を教えてる″…。)
そう疑問を浮かべながら、634番を見る。
「…634番がそんなに気になるなら、声をかけたらどうだ?」
そう言いながら犬士郎さんは、僕の目をまっすぐと見た。
『そうですね…、そうしてみます。』
じゃあ…
″シンキング″ するか。
634番が本当に、
″白″なのかを…_
41人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まろん(プロフ) - リャン推しのあきさん» はじめして。 毎日読んでくださってありがとうございます!一人称も、工夫していたので、そう言ってくださって工夫したかいがありました。はい、ありがとうございます(´∀`)とても励みになります…! (2018年6月23日 19時) (レス) id: c5d1be9e9a (このIDを非表示/違反報告)
リャン推しのあき - はじめまして! 毎日読ませてもらってます! 夢主の一人称が、裏表の差 で変わって新しい感じで好きです!((( とりあえず、続きが楽しみ( ˇωˇ ) これからも頑張ってください(`・∀・´) (2018年6月23日 14時) (レス) id: 9019215b49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:有機酸 x他1人 | 作成日時:2018年6月19日 1時