▽ No.16 ▽ ページ18
_ A sido _
『…なんでついてくんのさ?』
僕の隣には、猿がいた。
僕より背が高いからか、隣にこいつがいると無性に腹が立つ。
「てめぇが、何かやらかさねぇように監視してるだけだ。」
『それは、囚人にやるもんじゃないの?』
「…んな事ねぇよ」
『さっき間があったんだけど』
「それに、まだ牢獄の場所知らないだろ?」
(あっ、こいつ無視しやがった。)
「だから、案内+監視だな。」
『案内しなくても僕記憶力いいから、余計なお世話。それに、さっき看守室に向かう途中、牢獄が見えたから大体わかる。』
「キキキ…、どーせ迷うオチだろ。」
『どっかのお馬鹿猿より頭いいけど?』
「あぁ"?!
てめぇ、また俺に喧嘩売ったな!!」
『あれ?別に猿門の事言ったわけじゃないよ?
もしかして…、自覚してるの?』
そういい黒笑いする。
すると、猿は顔を真っ赤にして「してねぇから!!」と否定する。
・
「んおおおぉ!!!!女だ!!!!」
「女っ?!!どこだ!」
「おいっ、どけ、どこだ見えねぇぞ!」
(…ここにいる囚人、どんだけ女に飢えてんだよ…)
「てめぇら!!!静かにしてねぇと、グランド20周走らせるぞ!!」
そう猿が怒鳴り散らすと…
「それは嫌だ…」
「絶対しぬ…」
と、静かになる。
『…鬼だな』
「あいつよりマシだ。」
『あいつ?』
そう問うと、わざとなのか僕の話をさえぎる。
・
「Aが気になった囚人共が、ここにいるぞ。」
どうやら目の前のドアの中に、天才の囚人達がいるらしい。
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まろん(プロフ) - リャン推しのあきさん» はじめして。 毎日読んでくださってありがとうございます!一人称も、工夫していたので、そう言ってくださって工夫したかいがありました。はい、ありがとうございます(´∀`)とても励みになります…! (2018年6月23日 19時) (レス) id: c5d1be9e9a (このIDを非表示/違反報告)
リャン推しのあき - はじめまして! 毎日読ませてもらってます! 夢主の一人称が、裏表の差 で変わって新しい感じで好きです!((( とりあえず、続きが楽しみ( ˇωˇ ) これからも頑張ってください(`・∀・´) (2018年6月23日 14時) (レス) id: 9019215b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有機酸 x他1人 | 作成日時:2018年6月19日 1時