▽ No.54 ▽ ページ10
＿ No sido ＿
「×××は、俺が護ってやるからな」
そう言って、幼い少女を強く抱き締める青年。
そして、「お兄ちゃん…」と呟き、
悲しそうな表情をしている幼い少女は、今でも泣きそうだ。
「大丈夫だ…。
あいつらになんか、×××を渡さねぇよ…」
「絶対…、絶対だからね…？」
「あぁ。…だから泣くな、な？」
「うん…」
青年は、幼い少女が泣き止むまで背中をさすりながら励ます。
…すると、2人の背後から誰かが近づいてくる。
「みーつけた…」
「「！！」」
そう ″ ｸｽｸｽ ″ と笑いながら、1歩…2歩と、さらに距離を縮める男性。
「お兄ちゃん…！」
「下がってろ、×××…」
「う…わかった…」
青年は、幼い少女を庇いながら、男性に立ち向かう。
すると男性は、新しいおもちゃを見つけたかのように、青年をまっすぐと見る。
「へぇ…その子を庇うんだぁー？」
「たりめーだろ！ 」
男性を睨みつける青年。
「まぁ、そう怖い顔すんなって。
俺はただ… ″ 実験のサンプル ″ が欲しいだけだ」
そう言った直後、男性はナイフを持って青年の背後に立つ。
「お兄ちゃ…！」
「じゃあね、守りきれないヒーローさん♪」
「ｯ…！」
青年は、地面に倒れ込む。
男性は、青年が動かないのを確認した後、幼い少女の方へ振り向く。
「…お兄ちゃん…、お兄ちゃん…！」
「叫んでも無駄だよ、君のお兄さんは死んだんだから」
「う…嘘だよ…！」
「嘘じゃないよ？ …なんなら、もう1回刺そうか？」
そう言ってまた ″ ｸｽｸｽ ″ と笑い、ナイフを持ち直す男性。
すると、幼い少女は、
「…だ…だめ…！ お願いだから…、やめて…」
と悲願する。
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れいか(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしてます！ (2018年11月12日 2時) (
レス) id: 824d050706 (このIDを非表示/違反報告)
有機酸(プロフ) - イディアさん» はーい、こちらこそ楽しい一時ありがとうございました( ´ ▽ ` )ﾉ iPadが無事なのを祈ります(()) (2018年8月14日 17時) (レス) id: 5f5d7b2dd9 (このIDを非表示/違反報告)
イディア - お褒めの御言葉ありがとうございます("⌒∇⌒")そう言っていただけると嬉しいです！それと、ちょっとiPadがボチャンして少し壊れそうなのであまり話が出来なくなると思います。すみません(._.)また議会があったらお話しましょう！( ≧∀≦)ノ (2018年8月14日 17時) (レス) id: a76939c63d (このIDを非表示/違反報告)
有機酸(プロフ) - イディアさん» の絡みが、ちょうど良くて展開が気になります← (2018年8月14日 16時) (レス) id: 5f5d7b2dd9 (このIDを非表示/違反報告)
有機酸(プロフ) - イディアさん» 読んでみました(´∀｀*) ギャグが面白くて、好きです(語彙力ゥ…) それと、イディアちゃん可愛いし、性格も好きです←夢主ちゃんもさり気ジューゴ達にとけ込んでて、″はぅっ″ってなりました。(だから語彙力…) それと妖怪ウォッチのいいですね← 夢主ちゃんとエンマ様 (2018年8月14日 16時) (レス) id: 5f5d7b2dd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有機酸 | 作成日時：2018年7月23日 19時
