検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:8,699 hit

ページ9





「太宰さん最近見てない気がするんだけど」



「確かに」



ニカこと二階堂高嗣の店『喫茶・蒼天』を訪れたら、千ちゃんこと千賀健永もいて、二人にもこう言われた。
ちなみに二人は玉と同じく小さい時から一緒に育った幼馴染である。



「Aちゃんは皆に好かれてるね」



「宮っち何かした?」



「無意識に傷つけ続けてたかも」



「否定しないんだ」



「だって思い当たる節ないし」



俺はブレンドコーヒーを飲む。
ニカのコーヒーは今日も美味しいなと思ってる場合じゃない。



ふと視線を感じてそちらの方に目を向けると蒼天の店員で、ニカの彼女でもある勢司楓さんが俺を見ていた。
そして勢司さんはAちゃんの高校時代の友人でもある。



「宮田さん、いちごサンドです」



「……ありがとう」



「楓さん怖い顔しないで。スマイルスマイル」



ニカに言われて彼女は口角を上げるけど。
勢司さんは友情に厚い人だということを忘れてた。



「ここの男性陣、基本的に女性に優しいんですけど、微妙に方向性がずれてるときがあるんですよね」



勢司さんの発言にドキリとなってる男3人。
おや、千ちゃんも?



「楓さんの扱い確かにずれてたなあ。大して踏み込もうとせず」



「それは私にも言えることなんですけど。そう思うと私も絢子もAもずれてはいるんです」



確かに俺はずれている。
その気がなく振舞って、でもあるように振舞って。
きっとAちゃんから見れば。



・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
67人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユタカ2 | 作成日時:2021年11月23日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。