舞祭組短編集 (ページ10)

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記憶を失った彼千賀健永 (前編) ① ページ10

俺、千賀健永。国民的アイドルグループ”Kis-My-Ft2”のメンバーとして応援してくれるファンの子たちをキュンキュンさせて楽しませている。
メンバーカラーはブルーでダンスが得意でキスマイメンバーの最年少の俺には、3歳年下のめっちゃ可愛い最愛の彼女がいるんです。

Kis-My-Ft2の控え室...

ニ「千...」

宮「シーっ!!」

ニ「何だよ。」

宮「千ちゃん。今...彼女と電話中なんだよ。」

ニ「彼女ってAちゃん？」

宮「そう...。」

彼女のAと電話中の千ちゃん

『もしもし？健永!?どうしたの？』

千「A...。ごめん。いきなり電話して...。」

『ううん。全然大丈夫だけど、どうした？』

千「別に大したことじゃないんだけど...何か声が急に聞きたくなってさ。」

『撮影中なんじゃないの？』

千「今...休憩中なんだ。」

『そっかぁー。』

千「A...ごめんな。俺が、アイドルでこんな仕事してるから、普通にデートしたり出来ないし、マジで情けねぇーよ。俺...。」

『そんな事ないよ。私が大好きな千賀健永は、Kis-My-Ft2として、応援してるファンの人達の為に頑張ってる。』

千「A...」

『ずっと近くで健永の活躍を見てきた私が言うんだから、大丈夫だし情けなくなんかないよ。』

千「よしっ!!俺、頑張るわ。」

『その意気だ。頑張って!!』

Aとの電話のやり取りを終え、電話を切った健永をメンバーがジーッと見ていた。

千「何だよ。」

玉「電話の相手...Aちゃんからだろ？何だって？」

千「何だっていいだろ？」

横「健永が幸せそうで何より。」

宮「千ちゃんだけ、マジでずりぃーよ。」

千「何がだよ。」

宮「あんな美人でめっちゃ可愛い彼女が、千ちゃんの傍にいてくれるんだから。」

千「お前だって、彼女作ればいいじゃん。ニカや俺みたいに...さ。」

宮「そんな可愛い子が、どこにいるんだよ。ガヤさんや玉とかキタミツとかなら、すぐ彼女ぐらい出来ると思うけど」

そして...Aの励ましのおかげで、健永は、その後の撮影も順調に進んで行き、夜の19時ぐらいに、撮影が終わった健永達...。

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