Love Triangle～三角関係の恋 (ページ8)

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Story.07 ページ8

加「ねぇー。A。見てみて!!百合香と渉。いい感じじゃない？」

『そうだね。』

美「そろそろ･･･お肉と野菜。焼くわよ！」

『お母さん。この野菜･･･全部余ったもの？』

美「そうよ。」

『野菜スープを作ってもいい？』

美「いいけど、食べないの？」

『焼けたら、私の分だけ取り分けて持ってきて。』

そう言って、Aは･･･キッチンで、料理を作り始めた。

美「太輔くんだっけ？」

藤「はい。」

美「A･･･。可愛いでしょ？」

藤「えっ？」

美「お肉と野菜焼けたから、Aに持っててあげてくれる？」

藤「･･･。」

美「付き合ってるんでしょ？Aと･･･」

藤「はい。」

美「太輔くん。あの子はね？私の一人娘なの。主人が、他界して･･･あの子は、私の唯一の心の支えだから･･･ちゃんと守ってあげてね？」

母親の美佐子から、渡された太輔は、キッチンにいるAに持って行くと･･･。

藤「A。お肉と野菜持ってきたぞ。」

『ありがとう!!そこに置いといて。』

藤「どうした？」

『玉ねぎを切ってたら、涙が出てきちゃった。顔洗ってくるね？』

そして･･･急いで、Aは、洗面所へいき、掛けてたメガネを外して、顔を洗っていると･･･

目の前に、太輔が立っていた。

藤「へぇ。メガネを外した時の素顔･･･そうなってたんだ。」

『太輔!!どうしたの？スープは？』

藤「玉に頼んだ。」

『ねぇー。メガネを返してよ。』

藤「嫌だ。」

『返しっててば!!』

藤「それじゃ･･･約束しろ。その素顔･･･。俺以外の男には、絶対に見せないって!!」

『わかった。』

そして･･･太輔から、メガネを返してもらおうと近寄ったその時･･･太輔の顔が近づいてきて･･･唇が重なった。

『んっ･･･』

藤「早く･･･パエリアとスープ、完成させろよ。」

と言って、みんながいるところに戻った太輔。
眼鏡をかけ直して、キッチンに戻ると･･･

『あーっ!!誰よ。私のお肉と野菜食べたの。』

玉「俺じゃねぇーよ。」

北「俺っちでもねぇーって。」

『あんた達のどちらしか居ないでしょ？健永達は、向こうにいるのに･･･』

玉「俺らが食べたって証拠あるのかよ。」

『宏光!!裕太!!どっちが私のお肉と野菜食べたの？私がキレる前に白状しなさいよ。』

横「A。ミツと玉じゃねぇーよ。Aのお肉と野菜を食べたのは･･･メロンちゃんとココちゃんだよ。」

『えっ？』