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Story 117 ページ17
ーー 健人 side
カフェを指差した途端、目を丸くする君。
覚えていたんだね。
君はここに来たことがある。
そして俺が初めて君とであった場所。
もちろん君は、僕の存在に気付きもしなかったかもだけど。
以前から勝利に彼女の話を聞いていた。
『超かわいい』とか
『バレンタインに手作りチョコくれた』とか。
俺が『会ってみたい』って言ったら、
勝利は『人見知りだからダメ』って言う。
どうしても一目見たかった俺は、
バイト先のカフェに連れてきて貰うことを提案。
『こっそり見るし、話しかけないから』って言う俺に、
勝利は『まぁそれなら・・・』ってしぶしぶOKした。
そしてあの日。
勝利が連れてきた君は俺の想像以上だったよ。
そんな子を彼女にした勝利を羨ましいと思った。
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作者名:なおりん | 作成日時:2016年3月16日 20時