移動の時間 ページ43
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「(ほんと、あやかりたいよ…。)」
湿っぽい顔をする渚にバツの悪そうな顔をしたAは小さくため息をつく。
そして腕を掴んで駆け出すと何やら騒がしい杉野たちと合流を果たした。
「わー！誰だよ蜂の巣刺激したの!?」
両手をあげて血相を変える杉野の後ろには大量の蜜蜂の姿。
「ちょっ、杉野くんこっちこないで！」
「は、早く下りよう！」
蜜蜂に追いかけられた杉野たちは冷静ではいられず、そのまま高速で山を下りていく。
「岡島〜!?」
するとどこからともなく現れた岡島が蜜蜂の標的にされ、そのまま彼方へと去っていく。
「あいつ なんかすごいことになってたけど、大丈夫かな。」
杉野が冷や汗をかいて岡島の安否を心配する。首に大量の蛇を巻き、蜜蜂に追われる。なんとも言えない不運の連続だ。
「普段の行いが悪いからよ。」
「そうなの？」
「たぶん……。」
アバウトすぎるAの言葉に、渚は苦虫を潰したような表情をした。
「大丈夫か？」
「烏間先生。」
生徒達を心配して、烏間も渚たちの元へとやってくる。
「焦らなくていい。今のペースなら十分間に合う。」
時計を確認しながら烏間がそう言うと、生徒達は一息つく。
「ちょっとー！！あんたたちー！」
「あっ。ビッチ先生！」
情けない声を出しながら烏間に続いてやってきたのはビッチ先生であった。
「休憩時間から移動なんて……聞いて無いわよ……。」
膝と両手を地面につき、乱れた息を整える。そんなだらしない彼女の姿に杉野は呆れた顔表情を向けた。
どうやらヒールで走ったため、普段の倍疲れたらしい。
「裸足でいけばいいじゃん。」
「擦りむくわ!!」
人差し指を立て、Aが提案したが目玉を飛びさせながらビッチ先生が突っ込んだ。
「じゃあ私の靴貸してあげる。」
両靴を脱ぎ、ビッチ先生の前に置くA。黒いニーハイが汚い土に汚れてしまう。
「……いいわよ。ヒールで。」
それを見たビッチ先生はやんわりと断る。
「じゃあ何で文句言うの。」
「あんたがヒールで丘下るなんてことになったら、赤髪坊やがうるさいのよ…。」
何故そこで彼の名前が出てくるのだろうか。そんな疑問を抱えながらも靴を履き直すA。
「日暮とビッチ先生、なんだかんだ言って仲良くなったよな？」
二人のやりとりを見た菅谷が言う。
「だな。最初はお互い殺気だってたのにさ。」
それに共感した杉野が半笑いしながらゆっくりと腰を上げて起き上がる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (2023年5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
