落ちこぼれの時間 ページ37
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受験勉強をしたい。そんな磯貝の発言にイリーナはタブレットを机に置くと鼻で笑った。
「あの凶悪生物に教わりたいの？地球の危機と受験を比べられるなんて、ガキは平和でいいわねぇ？」
その言葉に、今まで黙っていたAが口を開く。
「平和で何が悪いって言うの？私たちは暗殺者の前にただの学生なんです！学生にとって受験は超えなきゃ行けない壁なの！」
机を叩き、主張するAの意見に周りの生徒も頷く。
「はぁ？だったら何？あんたら学生は勉強さえできれば地球が爆発してもいいっていうの？殺さないと未来もないのに、ご苦労なことね。」
「そ、それは……。」
至極真っ当なことを言う彼女に言葉が詰まるA。
「それに聞けばあんたたちE組って、この学校の"落ちこぼれ"だそうじゃないの？」
ビッチ先生のその言葉に、クラスの雰囲気がガラリと変わる。
暗殺に成功したら一人五百万円分けるなどという気前のいい話など生徒達の耳に入るはずもなかった。
「無駄な勉強するよりずっと有益でしょ？だから、黙って私に」
途端、投げられた消しゴムは黒板にあたり落ちる。
「出てけよ。」
前原の低い声が教室に響きわたる。
ビッチ先生が改めて教師地を見ると、そこには殺意のこもった目で自分を見る生徒達の姿。
「出てけクソビッチ!!」
「殺せんせーと変わってよ!!」
消しゴムやノートなどを投げ、威嚇する前原と中村。
「な、なによあんたたち！殺すわよ!?」
いきなり怒り出した生徒にわけも分からず驚くイリーナ。
「上等だよやってみろ!!」
普段は大人しい菅谷でさえこれだ。
彼らの逆鱗の触れたのだから仕方ない。
「そうだそうだ！巨乳なんて要らない！」
「(そこ!?)」
脱!!巨乳!!と書かれた紙を掲げて場違いな主張をする茅野に渚は心の中でつっこんだ。
「あっはぁ。みんなど怒りだねぇ？」
そんなクラスのプチ崩壊を楽しげに見守る業。
「そりゃ怒るわよ。」
「あれ？今は平然としてる。」
意外そうな顔をする業に、Aはバツが悪そうな顔をした。
「だって、別にE組落ちた理由は勉強じゃないし……。勉強で"ここ"に落ちたのなら自己責任でもある。」
幸い、教室中が騒がしいため彼女の声がほかの生徒達に聞こえなかった。
「気持ちがわからないでもないけどさ、それとこれは何か違う気がするから…。」
そう呟いた彼女はどこか遠くを見ているようだった。そんならしくないAに業はそれ以上何も言わなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
