キスの時間 ページ33
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「あのタコの前以外では先生を演じるつもりは無いし、イェラビッチお姉様と呼びなさい。」
明らかに今までと纏う雰囲気が違う。
そんな戸惑う生徒達だったが 一人の生徒がイリーナに指を指す。
「な、何よそれ！ちょっと綺麗からって調子に乗っちゃってさ!?あんたなんか、ビッチお姉様で十分よ!!」
主に胸の方へ視線を移して発言するA。茅野も隣で首をぶんぶんと振っていた。
「だってさ。どうすんのビッチ姉さん？」
「略すな!!」
Aの命名した名前を鵜呑みにしてそのまま呼んだ業に指摘をするイリーナ。
「あんた殺し屋なんでしょ？クラス総がかりで殺せないモンスター、ビッチ姉さん一人でやれんの？」
殺し屋。業の言葉がよりこの場の空気を重くする。
「ガキが。大人にはね、大人のやり方があるのよ。……潮田渚ってあんたよね？」
いきなりイリーナに名前を呼ばれ、渚が戸惑っていると彼女は頬を優しく両手で包み……そのまま。
「「 なっ!? 」」
Aと茅野の驚く声が重なる。
それもそのはず。
イリーナは無抵抗の渚にディープキスを当然のようにしてみせたからだ。
滑らかな舌遣いとはじめてのキスに渚はイリーナの胸でノックアウトしてしまう。
「な、なななっ 何してんのよ教師のくせに不純な……破廉恥!!」
紅く染まった熱い頬を両手で冷まさせるようにする無垢で純粋なAにイリーナは興味を示す。
「へぇ。見た目に似合わずお堅いのねぇ？したことないの？……キ・ス」
「そ、そんなの、あるわけ……」
じりじりと迫ってくるイリーナに、動揺しながらも数歩下がるA。
「もったいないわぁ。磨けばいい武器になる物持ってるのに……例えばそうね……この唇とか」
「ひっ!?」
唇を人差し指で優しくなぞられ、悲鳴にならない声が飛び出る。そんな二人のやり取りに周りは、つい見とれてしまう。
そんな彼女の反応が面白かったのか、イリーナは頬に手を添えゆっくりと唇を近づける。
「悪いけど、そういうの渚くんだけにしてくんない？」
あと数センチ。Aは意を決して強く目を瞑るが中々柔らかい唇が当たらない。うっすらと目を開ければ、そこには手の甲でイリーナの口を塞ぐ業の姿。
「へぇ？坊やの彼女？」
「んなわけないじゃん。こいついじめていいの俺だけだから。」
どこかで聞いたことのあるセリフを聞き流していると業に手をひかれる。
「あ、ありがとう」
業に礼を言えば、何故か頭を撫でられた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (2023年5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
