タコの時間 ページ23
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「A、おはよ〜」
「業…おは……っんぐ!?」
挨拶をされ、それを返そうと業本人がいる前を向くと同時に顔に何かがぶつかった。
「Aちゃん!?」
隣にいた倉橋が驚き声を上げる。
「あっは。ダメじゃんA。声掛けたんだから避けないとさ？」
未だ張り付いた"それ"を指さしながら笑う業に、Aは頭に血が上るのがわかった。
「カルマァ！ あんた何投げ……ひっ!?」
思わず掴んだ"それ"は柔らかく、ねっとりとした感触があった。
「そのタコさぁ、殺せんせーにそっくりじゃん？俺間違えて殺しちゃったんだよねぇ。」
顔を真っ青にして悲鳴をあげたAが落としたタコを拾い上げ、教卓に置く業。
「……Aちゃん、いいの？」
無視をして教室の中へ入るAを追いかけるようにして倉橋が呟いた。
「知らないっ!!」
彼女も彼女でお怒りのようだ。
殺せんせーが教室に入ると、教室の空気は決していいものではなかった。
「おはようございます。……ん？どうしました？皆さ……」
殺せんせーがその違和感に気づき、教卓に目を向けると そこには大きな釘を頭上に刺された無残なタコの姿。
「あっ。ごっめ〜ん。殺せんせーと間違えて殺しちゃった。捨てとくから持ってきてよ？」
言われたとおりにタコを掴み、業のところまで足を運ぶ殺せんせー。彼の後ろ手にナイフを隠し持っているのを見つけたAは、二人を交互に見合う。
だが、次の瞬間。殺せんせーは素早いスピードでミサイルを持ち出してきた。
「見せてあげましょう業くん。このドリル触手の威力と、自衛隊から奪ったミサイルの火力を。」
先生は暗殺者を決してタダでは返さない。過去にそんなことを言っていたことを思い出す。
高速で作り上げたたこ焼きを、カルマの口に放り込んだ殺せんせー。
しかし、いきなり放り込まれた驚きと出来たての熱で業は吐き出してしまう。
彼が朝食を食べていないことが分かっていた殺せんせーなりの気遣いらしい。
「マッハでたこ焼きを作りました。これを食べれば、健康優良児に近づけますね。はい、あーん。」
触手をつまようじ代わりに、カルマへたこ焼きを渡す殺せんせー。
今のやりとりでAは察した。
「(決定的…。殺せんせーの驚異的な実力。今の業じゃ先生を殺せない)」
それは一ヶ月もの間、暗殺を通して先生を見てきたからこそわかるものだ。
業の暗殺をもろともしない殺せんせーは、彼に挑戦状を叩きつけた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (2023年5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
