業の時間 ページ22
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「その瞬間から、もう誰もあんたを先生とは見てくれない。ただの人殺しのモンスターさ。あんたという先生は俺に殺されたことになる。」
ジェラートを殺せんせーの腹に擦り付け、睨みあげる業。
「はい、テスト。多分全問正解。じゃね、先生！明日も遊ぼうね。」
小テストの紙切れを先生に渡すと、彼は教室を後にした。
静まり返る教室の中、動いたのはAだった。
「先生、私もテスト終わったから早退します！ごめんなさい！」
「……にゅ」
押し付けるように殺せんせーへテスト用紙を渡し、深々と頭を下げると 彼の後を追いかけるように出ていった。
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特別校舎から離れた山の下山中、赤髪の彼を見つけたAは躓きそうになりながらも業を追いかける。
「業!! 業ってば！」
必死に名前を呼ぶと、やっと立ち止まってくれた。
「よぉ、A。どうしたの？」
余裕の笑みを向ける業に、彼女は「待って」と一言告げると息を整える。
「どうしたのじゃないわよ……先生をあんなに挑発して、業らしくない。」
業は昔から 喧嘩を売られると買うタイプだったが、自分から喧嘩を売ることは一切なかった。だから、今日起きた出来事にAは違和感を感じていた。
「だから何？Aは俺が負けるって言いたいわけ？」
少しドスの聞いた業の低い声。
「誰もそんなこと言ってないわよ。」
臆せず言葉を返せば、彼は再び足を前へと進める。
「言ってるじゃん。」
「業、何拗ねてるの？」
一切顔を合わせようとせず、前だけを歩く業にAは覗き込むようにして顔色を伺う。
「(昔はそんな仕草、しなかった癖に)」
あのタコに毒された彼女が気に食わなかったと言えば嘘になる。先程から殺せんせーを庇う事ばかり言うAに嫌気がさしているのも事実。
「……俺は負けない。あの先生を殺して、そのことを証明してやるよ。」
「…。」
狂気に満ちたその顔は、どこか楽しそうで……どこか辛そうだった。
「じゃあね、A。また明日〜。」
「…うん。」
手をひらひらと振り、歩いていく業にこれ以上何も言えなかったAはただ黙って去りゆく彼の背中を見守っていた。
そんな業のことを気になりつつも、次の日はあっさりと迎えてしまう。
「それでね〜、昨日のテレビが…」
昨日の夜にやっていたバラエティ番組の話で思いの外盛り上がっていた倉橋とA。あっという間に教室につき、扉を開けた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (2023年5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
