お菓子の時間 ページ41
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とある日の移動教室
次が理科の実験であるため、生徒達は今回の授業で使うお菓子を持参して持ち歩いていた。
「奥田さんのお菓子変わってるね。初めて見た！」
一緒に教室へと向かう途中、奥田のお菓子が目にとまったAは興味深そうにそれを見つめる。
「これ、私のお気に入りのお菓子なんです。ニュースとかでも取り上げられてる程の人気商品なんですよ！」
よく出来た紙箱の中から取り出したグミのようなお菓子。Aは、弟が一時期このお菓子のことを言っていたのを思い出す。
「へぇ、そうなんだ！何味？？これなんかすごく毒々しいけど……」
奥田がたまたま取り出したどす黒い色のグミの味を聞く。
「あっ。これは土味ですよ。」
平然と言って除けた奥田に目が点になるA。
「も……もう一度聞くね、これ何味？」
「ですから、土の味をした……」
気を取り直して聞いてみるが、答えは変わらない。
「こ……これ、は？」
彼女が次に目を移したのは、いかにもというような赤黒く濁った色のグミ。
「それはミミズ味です。クセがあって美味しいですよ。」
「そ、そう……。(お、美味しい？)」
ぱくりと美味しそうに口に放り込んだ奥田に、Aはどう返していいのか分からなかった。
「日暮さんも、お一つどうですか？」
「あー……うん。」
そう言われて奥田から手渡されたよくわからない色のグミ。喉を鳴らし、食べるのを躊躇(ちゅうちょ)する。
「おおっ！面白そうな話してるじゃん」
後から走ってやってきた杉野が二人の間に入り、奥田のお菓子に興味を持つ。
「奥田のそれ、魔法ファンタジーに出てきた有名なお菓子だよな！」
「魔法ファンタジーってなに……」
さも当然のように言った杉野の言葉に理解が追いつかないA。
「はっ、はい！そのお菓子を再現したものなんですけど。これもなかなかオススメなんです！」
次に奥田が取り出したのは六角系の形をした箱だった。
「あっ、カエルチョコじゃん！開けるとすぐ逃げるやつ！魔法シール付きの！」
「動くの!?」
先程から杉野の言葉に何度も驚かされるA。
「日暮さん、知らない？結構有名なハリウッド映画に出てきたお菓子なんだけど……。」
杉野に追いついた渚が某魔法映画の話をAへと説明する。
「聞いたことはある…タイトルだけ。私、あんまり映画とか見なくてさ。」
頬を掻き、気恥ずかしそうに目をそらす。
どうやら彼女は映画に疎いようだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
