私と７人の魔女【山田くんと7人の魔女×僕のヒーローアカデミア】 (ページ5)

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あの出来事から早10年。

父に相手にされず、母には怖がられ、時間が過ぎた。

私は、中学2年生だ。

焦凍と同じ学校に行った。

焦凍は、学校の、女子生徒に人気で、カッコいいだの素敵！だの言われている

もちろん、私のクラスでも、焦凍は、人気だった。

「ねぇ、轟さん。あなたのお兄さんに、これ渡しといてくれない？」

それは、ラブレターだった。

『そういうのは自分で渡した方がいいよ』

「は？何で、うちら友達じゃん？」

その子は、このクラスの女子生徒のボス的存在だったので、これからいじめに発展してしまうかも知れないと思い、仕方なく了解した。

『分かった』

「ありがとう‼本当に助かったよ‼よろしくね！」

その子は見た目は、まぁまぁな方だ。性格は、私個人としては、余り好きではない。

こんなことは、多々あった。

家で帰り、焦凍にラブレターを渡した。

「？なんだよ、コレ」

『ラブレターだって、すごいねさすが人気者』

「は？もう貰ってくんなよ」

『・・・』

私は、焦凍の声を無視して、部屋へ向かった。

分かる通り、私と焦凍は、仲が良くない

釣り合うわけがないのだ。

“成功作”と“失敗作”では、尚更。