検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:125,105 hit

※第64話 ミステリー・トレイン ページ16

×



6号車。
コナン達の部屋の前には一通の手紙が置かれていた。



'おめでとう、あなたは探偵役に選ばれました!'

十分後、7号車のB室で事件が発生しますので、捜査を開始されたし。



そんな内容だった。

探偵役に選ばれたコナンたち少年探偵団は指定された7号車B室に向かう。



向かった先で起こったのは予定調和の殺 人事件。



逃げる犯人の男を追っていたが途中で見失い7号車B室に戻ってきた、が。

部屋の中に居たのは蘭さん達で'8号車B室'だと言い張っている。



つまりーー



走行中に7号車がまるごと消えた。



しかし、それはトリックと言うには拙いもので。



'おめでとう、あなたは共犯者に選ばれました!'

7号車B室で被害者役のお客様が待っていますので、入れ替わって推理クイズを盛り上げてください。



コナンたち同様。
彼女達も手紙を受け取っていた。



要するに、だ。



予想通り厄介事に足を突っ込んでいた。



コナンに聞こえるくらいの声量で盛大な溜め息を吐いた。

「・・・それで今は実際の8号車に戻る途中、ってことか」

「そういうこと」

えへへ、とコナンは愛想笑いを浮かべる。



車窓さんに確認したところ今回の謎解きはまだ始まっていないとのこと。

妙なことに指示カードの形式は同じようだが車掌が聞いていたトリックとは内容が違うらしい。



世良さんの提案で被害者役の人に話を聞くことで一致した。



そして現在ー・・・



俺たちは元太と光彦がトイレから戻ってくるのを待っている。



「ねぇ、ちょっと」



険しい表情で哀が周りを警戒している。



気配に敏感な彼女の事だ。
何か気付いたのかも知れない。



「どうした?」

哀の前にしゃがみ周りに聞こえない程度の小声で問いかけた。

「この列車・・・妙な気配しない?殺気立ってるっていうか・・・」



なかなか鋭いな。



「そりゃオメー・・・クリスティの小説の読みすぎだよ・・・」



咄嗟に出たコナンの嘘。
そうかもな、と同意するように頷いた。



俺たちの言い分に納得がいかないらしく哀は警戒を解こうとしない。



ーー当然だな。



その気配が一人や二人じゃないことくらい俺だって気付いてるよ、哀。



×

※第65話 ミステリー・トレイン→←※第63話 ミステリー・トレイン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鐘稀(プロフ) - いおりさん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてるなんて嬉しい限りです!体調に気を付けながら、亀ですが更新頑張ります! (2019年12月29日 17時) (レス) id: ff7da1074b (このIDを非表示/違反報告)
いおり - すっごい面白い、、、。これからもお体に気をつけて更新頑張ってください。楽しみに待ってます。 (2019年12月29日 15時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
鐘稀(プロフ) - 涙さん» 初コメントありがとうございます!駄文で申し訳ないですが楽しんで頂けるようにこれからも頑張って更新します! (2019年12月18日 13時) (レス) id: ff7da1074b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き楽しみに待ってます、 (2019年12月17日 22時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鐘稀 | 作成日時:2019年11月25日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。