高槻くんの日常 (ページ2)

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狭い個室に男2人。何も怒らぬハズもなく… ページ2

高槻「痛っててて…… ん、ここ何処だろう。
ん？悠くん？！」

霧島「ったぁ…あれ、高槻先輩？ここ…どこで
すか。」

高槻「うぅん……ごめんね、悠くん。僕も今目が
覚めたところで何も分からないんだ。」

霧島「そうなんですね。すみません。ところ
で、この部屋狭くないですか？」

そう。2人がいるこの部屋は、窓もなく、たたみ4畳程の狭い空間で、あるのはドアとタブレット端末だけであったのだ。

霧島「先輩、これって……もしかしてもしかしま
す？」

高槻「……もしかしてもしかするかもしれない
ね」

真っ暗だった画面にパッと明かりがつく。そこには

【手を繋がないとと出られない部屋】

と、かかれていた。

霧島「あぁぁ…やっぱりか。」

高槻「まぁ、いいや(笑) さっさと手を繋い
で終わらせよう。ほら、手だして。」

霧島『待って待って…先輩と手を繋ぐ！？いきな
りLv高すぎる！大好きな先輩と手を…』

悠翔は決意したかのように手を差し出し、遥と手を繋いだ。少し恥ずかしそうにしてしまった。先輩にバレたかと思って上目使いに彼を見たが、鈍感な彼には気付かれずにすんだ。

霧島『あぁ…良かったぁぁ。バレなかったぁ』

高槻「あ、ドアが開いたよ。早くいこう。悠く
ん！」