あと少しでいいから＿後日譚【まふまふ】 (ページ2)

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まふくんへ

私が毎日書き続けたこんな読みずらい日記を見てくれた？

きっとこれが読まれてるころには私はそばにいないよね

もしかしたら読まれてないかもしれないけどね

もし見てくれているのであれば

伝えたいことが沢山あるな

きっと何度も言っていると思うけど

私がまふくんと出会う前は

残り2週間の命だって分かってても

しょうがない事だし、どうしようも出来ない

受け入れて、何となく最期まで生きていればいいや

って考えていたけど

まふくんと出会って

もっと時間が欲しいって思えた

まふくんといる時間は本当に楽しくて

調子が悪い時でもそんなことを忘れるくらいだった

初めの頃は私が沢山嘘をついたね

どうしても言えなかった

まふくんと出会って

話す度に「かっこいいなぁ」「優しいなぁ」って

どんどん好きになっていった

私は何度も好きになったら、後悔してしまうから駄目だって。

そう言い聞かせた

でも、どうしても無理だった

どうしようもなくまふくんのことが大好きになってしまった

だから、せめて、残りの時間

何も気にしないでまふくんと一緒にいたい

そう思って嘘をつき始めた

だんだんと、ばれたら嫌われちゃうかな

そんなふうに嫌われることが怖くなった

色々あってまふくんに嘘をついていることがバレたけど

それでもまふくんは今までと何も変わらず接してくれた

そんなまふくんが大好き

私にはできないことをしていて本当にすごいと思った

でもね、まふくん

私、まだまふくんに1つ嘘をついたままなの

覚えてるかな

私が「誕生日祝うよ」って言ったこと

私はまふくんの誕生日までそばにいれなかった

あと1年出会うのが早ければな

きっとまふくんを祝うことが出来た

本当は直接会って「おめでとう」って言いたい

けど、それは叶わないから

せめてまふくんについた嘘を嘘じゃ無くすように

手紙を書きました。

私の部屋の本棚の本に挟まってるから

面倒だと思うけど探してみて

私からの最後のプレゼントだから

誕生日まで開けないでね？(笑)

まふくん、長くなっちゃったけど

今までありがとう

そして、大好きだよ

Aより