119 本気だ ページ49
爆豪「でも雄英に入って、自分よりもつえぇAに会って、ムカついたし、逆に憧れも少し感じた
時が進むごとにAのことを知ってって、以外とドジだったり、おっちょこちょいなところがあると知った
そしたら“守りてぇな”って
でも、“守りたい”だなんて言えるほどAは弱くないのは分かってた
それ以上にオレは弱くて、オレは“守る側”じゃなくて“守られる側”なんだ
強くなりたくてがむしゃらにもがいていた
目の前にある山は高くて、オレ一人じゃどーにもできなくて
そんときにAに言われた言葉が出てきた
“勝己の辞書に無理なんてないんでしょ”
お前にそう言われた
オレさ、こんなクズだけどAがまだ好きなんだ
Aはわかんねぇかもしんねぇが、オレは本気だ
本気でAが好きだ
いままでも、これからも」
『……そっか…
前の私はすごく穏やかだったんだ…
いいなぁ……私もそうなりたい
爆豪さんが好きになった私は前の私であって今の私じゃないんだよ』
爆豪「関係ねぇよ
俺が好きなのは“前のA”じゃない
“A”だ
オレはAが好きなんだよ
それに前も今も関係あるか」
『……じゃあ、爆豪さんが話してくれたから、私もすこーしだけ話そうかな
私、いつも泣いてたんです
自分の不甲斐なさにいつも泣いてた
そのときいつも兄がそばにいてくれた
兄が優しくしてくれるたんびに強くなりたいって願ってました
私、記憶が無くなることはきっと
でも、その辛いなか、一瞬でも息ができるのならそれでいいと思ってます
私は“愛”を知らない
だから“愛”を知らない、暗闇で泣いている人たちを明るいところまで連れて行く
二度と悲しまないように、そして笑えるように
そんなヒーローになりたいんです
、
まぁ、そんなの夢物語とはわかってますけどね』
爆豪「夢物語じゃねぇだろ
お前は沢山の人を笑顔にしていただろ
たとえお前が覚えてなくともオレが覚えとる
お前が人助けをしたたんびに“笑顔が見れてよかった”っつってたな
A、お前はお前の信念通りのヒーローだ」
『ｯ………
そっ…んなことありません……
でも、ありがとうございます
なんだか元気が出ました
あー……寒くなってきましたし戻りましょう』
爆豪「あぁ、」
ギギー
『あ、そうだ
、
』
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直♀(プロフ) - このお話めっちゃ好きです‼‼ (4月5日 15時) (
レス) @page40 id: cbcc3bbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみすぎる！更新待ってます^^ (4月3日 13時) (レス) @page32 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2024年3月20日 0時
