108 大好きなお前 ページ35
爆豪「謝りたかったんだ
そして、伝えたかったんだ」
『…？』
爆豪「A、大好きだ」
『ｯ……だ、だから、私記憶が無いんだって…』
爆豪「無くても、オレは入学したときからAのことが好きだった」
『……あそ』
爆豪「いや、違うか…
入学したときからAが好きだ
今も変わらず好きだ」
『っ………よくそんな小っ恥ずかしいこと言えるよね…』
爆豪「Aだけだ」
『私は……愛されなかった人間だから…
愛され方も、愛し方もあまり良くわかってない』
子供というのは親の背中を見て学ぶ
だから愛し方も親を見て学ぶのだ
鷹見は親から暴力をされて育ってきた
これは“愛”じゃない、そんなこと幼い頃からわかっていた
だが、自分が
わからない、なぜなら愛されなかったから
暴力は良くない、それだけはわかる
愛されなかった故に、愛に鈍感なのだ
『私の過去を知ってるならわかるよね、
親に愛されなかった
だから、』
爆豪「ならオレがAを愛してやるよ
いや、もうとっくの昔から愛してたか」
『そんなの私は気づかない』
爆豪「いいんだよ、気づかなくて
オレがAに関わるのはAを愛してるからだ
あいつらがAに関わるのは好きだからだ」
『……？どういうこと…』
爆豪「あいつらとオレじゃあ、Aへの好き度が桁違いだっつーことだ」
『………そ、そう……』
爆豪「無理にオレらに会わなくていい
Aのペースでオレらに会ってくれ
そしたらオレら、すっげぇ嬉しいからさ、
だから、先生とかに頼んで寮に来てくれよ
そしたら勉強でもなんでも教えてやるよ
もちろん、愛し方も教えてやる
じゃあな、A、また来るぜ」
ナデナデ
『爆豪くん……』
爆豪「ん、？」
『……爆豪くんって、優しいんだね、……』
爆豪「ｯ………あぁ、オレァ優しい」
『アハハッ、自分で言う人は優しくないんだよ』
爆豪「うっせ
じゃあな、」
ガラッ
パタン
『……またね、爆豪くん』
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直♀(プロフ) - このお話めっちゃ好きです‼‼ (4月5日 15時) (
レス) @page40 id: cbcc3bbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみすぎる！更新待ってます^^ (4月3日 13時) (レス) @page32 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2024年3月20日 0時
