107 謝罪 ページ34
『でもね、それをして得になるのは誰ひとりいないよね
だって、私はそんなの望んでないし
みんなきっと、私に合わせるよね
そんなの私嬉しくないし
みんなは私に気を使うよね、それって疲れるよね
しかも前の私じゃないからきっと一緒に過ごしにくいだろうね』
耳郎「そんなことないよ」
『あるからいってんだよ
周りに合わせるのって疲れるんだよ、結構
自分の意見とか言えないし、いつも相手の顔色を伺ってる
みんなが過ごしやすい自分を作るんだよ
それってさ、大変じゃない？
あんたらはそれを率先してやろうとしてるんだよ』
上鳴「え、なんで鷹見自分が記憶無くしたことわかってんの？」
『えぇ……上鳴くんって馬鹿なんだね
ちゃんと会話聞いてた？初め芦戸さんが私に“何年生？”って聞いたじゃん
それは自分と違うかもしれないから聞いてるんでしょ
そして私が“1年だよ”って言ったらみんな暗くなったじゃん
わかりやすいよね、みんな
まぁ、そのくらいが丁度いいんだけどね
上鳴くんって馬鹿なんだね、へぇー……』
上鳴「なんでオレこんなにディスられたん？」
瀬呂「お前は馬鹿だろ」
切島「上鳴は馬鹿だよな」
上鳴「切島!!お前まで裏切るのか!?」
『はぁ、てことで帰って
もう用はないでしょ』
緑谷「…鷹見さん、」
『なに緑谷くん』
緑谷「鷹見さんは優しいんだ」
『
は？急に何』
緑谷「鷹見さんは優しいから、自分と居たら辛くなるよって僕たちに言ってくれてるんだよね」
『そんなわけ無いじゃん』
緑谷「そんな訳あるよ、だって僕たちは鷹見さんと1年間一緒に過ごしたんだから
知ってるよ、鷹見さんは優しいこと」
『……緑谷くん、いいよ私に構わなくて
記憶のない私はどーせ弱くなってる
そんなのヒーロー活動できない
記憶が無いんだから、一緒にいても無駄だよ』
緑谷「無駄じゃないよ、僕たちは鷹見さんと一緒に居たいんだ
ね、かっちゃん」
爆豪「あ"ぁ？
A…
実はオレ、Aと付き合ってたんだぜ
オレ、Aに“ぜってぇ離さねぇ”っつったんだ
でもよ、オレ、A離しちまったんだ
それは個性に掛かってたからなんだが、抗えなかったオレの責任だ
ごめん、A」
『いいよ爆豪くん、今の私にその時の記憶は無いんだから
謝る必要ない』
爆豪「なくても、オレは謝りたかった」
『……そう』
芦戸「みんな、一旦で出よ!!』
ガラガラッ…パタンｯ
爆豪「ﾁｯ……」
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直♀(プロフ) - このお話めっちゃ好きです‼‼ (4月5日 15時) (
レス) @page40 id: cbcc3bbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみすぎる！更新待ってます^^ (4月3日 13時) (レス) @page32 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2024年3月20日 0時
