88 A組の寮 ページ3
なぜこーなった……
ただ常闇にホークスからのおみやげを渡しにきただけなのに…
芦戸「なんで敬語なの？」
『だから仕事なので』
蛙吹「お友だちだとしてもかしらｹﾛｯ」
『お友だちだとしても今は違うので』
麗日「一緒に話すことはできるん？」
『許可はされてますのでできます』
葉隠「なんでホークスと一緒なの？」
『同じ任務なだけです』
轟「A、親父はどーだ」
『別にふつーですね』
轟「Aになんも言ってねぇか？」
『言われてません』
芦戸「敬語は外せない？」
『仕事なので』
Prrrr Prrrr
『すみません、私です』
ﾋﾟｯ
「《あごめん今いい？》」
『ホークスかよ…なに？』
ﾎｰｸｽ「《オレいま会議でさ、帰るの遅くなるからA組の寮で待っててくれん？》」
『は!?なんで私がそげんなこと…!?』
ﾎｰｸｽ「《だってオレA一人にしたら怒られちゃうし》」
『いやいや、雄英やけん大丈夫やし』
ﾎｰｸｽ「《だとしてもだよ、》」
『いやいやいや、無理無理無理!!断固拒否だわ!!』
ﾎｰｸｽ「《またなんかあったら電話するけんね〜》」
『あ、コラ!!私ん話ば聞きんしゃい!!』ﾋﾟｯ
『……ﾁｯ…あん野郎、帰ってきたらボコっちゃる』
八百万「Aさんって福岡ご出身なんですよね？」
『え、あはい、福岡です』
耳郎「なんでうちらに対して方言使わなかったの？」
『ほら、博多弁って理解できないじゃないですか、ですので一応標準語を使えるようにしたんです』
Prrr Prrrrﾋﾟｯ
『今度はなに!?』
ﾎｰｸｽ「《なんで起こってんの… あ、読唇術師？が来たよ》」
『マジ？私も行く？映像見せた？』
ﾎｰｸｽ「《とりあえず1週間分見せてる エアーも来て、場所は会議室だから》」
『りょーかい すぐ行く』ﾋﾟｯ
『てことで私、行かなければいけませんので…ここらで御暇させていただきます』
ギギー
芦戸「やっぱりうちらはただの“護衛対象者”なのかなぁ…」
ポツリと静まり返った空間にそうつぶやく
だれも答えられない
みんなわかっているのだ自分は“護衛対象者”で“守られる側”だということを
それに対して相手は“護衛者”で“守る側”
お友達ごっこができる関係ではないのだ
これは命に関わること 守れなかったら相手は死ぬ、そして自分も処分されるだろう
つまり、失敗したら両者待つのは死のみということ
彼らの今の関係性は覆すことのできないことだ
それは全員がわかっている
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直♀(プロフ) - このお話めっちゃ好きです‼‼ (4月5日 15時) (
レス) @page40 id: cbcc3bbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみすぎる！更新待ってます^^ (4月3日 13時) (レス) @page32 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2024年3月20日 0時
