96 機械音が響く ページ11
Aの過去にみんな息を呑んだ
そんな過去を抱えていたなんて
芦戸「……ねぇホークス、なんでAはそんなに辛いのにいつも笑顔なの？」
ﾎｰｸｽ「……さぁ なんでだろーね」
理由は本人に聞かなければ意味がない
ホークスに聞いたところで何も変わらない
変わるとしたら彼らの態度だろう
それは彼女が気に入らないだろうが
麗日「Aちゃん、起きますよね」
ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ……
機械音だけが響く
Aは起きていない
医者によると“身体への負担が大きいのと、今までのが蓄積されて爆発したのだろう”とのこと
空気中の気体をほぼ消去するなどしたことがない
身体が耐えることはできなかった
いつ起きるかがわからない
おまけに自ら起こした爆発に巻き込まれ脳に影響を起こしている
確率は低いが記憶がなくなるかもしれない
葉隠「記憶がなくなるって……」
八百万「ですが低い確率です…」
耳郎「大丈夫だよね、」
蛙吹「Aちゃんならきっと大丈夫よ、信じましょう」
--
ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ……
あいも変わらず機械音だけが響く
いつものように笑っている声は聞こえない
とても静かだ
爆豪「A」
夜の病院に1人、Aの下へ来た
爆豪「…起きろよ」
Aを愛すものだ
爆豪「なぁ、この間は悪かった
オレさ、Aが好きなんだよ、Aが思っているよりも
Aの過去をホークスから聞いたときさ、なんでAが“お前”って呼ばれるのが好きじゃないのかわかった
父親から呼ばれてたんだな
あんときオレを父親みたいに感じたんだろ
なぁ、……頼むよ……起きてくれｯ……
Aの笑顔がまた見たい、声が聞きたい、………
ごめんなぁ、A、……
大好きだ、A」
1人嘆き、愛を伝える
彼の目元には涙の跡が
彼女のベッドには涙の跡が
--
ﾎｰｸｽ「A、ごめんな、オレが守っちゃれのうて、あんときオレがおったらAは寝らんで済んだとにな
あんとき守っちゃれのうてごめんな
じぇったい、あいつば捕まえるけん
ばり好きっちゃん、A
ばいばい」
また1人嘆く、誓う、
そして、出ていく
--
「ほんとに寝てんじゃん……」
ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ…… ﾋﾟｯ……
そっと少女の身体に触れる
「……こんなにボロボロになっちゃって………」
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直♀(プロフ) - このお話めっちゃ好きです‼‼ (4月5日 15時) (
レス) @page40 id: cbcc3bbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみすぎる！更新待ってます^^ (4月3日 13時) (レス) @page32 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2024年3月20日 0時
