81 出てくよ、もう ページ41
『こーやってあんたのことを考えてくうちに私はなんなんだろうって思うようになる
自分が嫌になる 嫌いになる
そんな性格な私が大嫌い
死ぬほど嫌い 別に私は私が死んでもどーでもいい』
爆豪「A………そんなこというな……
オレはAが大事なんだ」
『!! やめてよ……思ってもないこと言わないでくれる？』
爆豪「は？オレは本心で──」
『違うよ、分かってるよ、私さ、人の感情わかるんだ
爆豪の周りの空気が灰色なんだ』
爆豪「灰色……？」
『灰色──つまり、“無関心”
ねぇ、なんで嘘つくの？
私に同情した？』
爆豪「ちがっ!!オレはマジでAが──」
『………もういいよ、関わりたくないなら私から関係を断っちゃえばよかったんだよ
あぁ、こんな簡単なことも思いつかなかったんだ
ﾊﾊｯバカだなぁ…私』
爆豪「関係を断つって……どーゆーことだよ」
『私、雄英出てくよ』
爆豪「は!?」
麗日「Aちゃん!?」
芦戸「どーゆーこと!?」
葉隠「なんで辞めちゃうってことになるの!?」
耳郎「A、考え直してよ」
八百万「そうですわ、爆豪さんと会いたくないのでしたら私たちと一緒にいましょう」
蛙吹「Aちゃん、考え直してちょうだい」
『……ｯごめんね、みんな
でも、同じクラスで同じ寮なんだから、嫌でも目に入っちゃうよ
ごめんね、もう、耐えられないんだ……ｯ』
芦戸「A………」
Prrrr Prrｯ『お忙しい中すみません、エアーです、例の件、私も参加させていただきます
はい、身を粉にしても必ず捕まえます
はい、私は雄英高校を休学させていただきます』ピッ
麗日「休学…？」
『うん、まだみんなとはいたいからさ、きっと3年になったらまた一緒だよ』
耳郎「どーゆーこと？なんで3年？」
『私依頼入っててさ、1年かかるかもって、頑張ったらきっと半年後には帰れるけどね』
八百万「……いつ出て行かれるのですか」
『うーん…わかんないなぁ
とりあえず、私寝るね』
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ﾊﾟﾀﾝｯ
『うぅｯ……ﾋｸﾞｯ………なにｯしてんだろ…ｯ ｳｸﾞｯ
もうみんなとｯ……ﾋｸﾞｯ 会えないんだｯｯ……
あぁ、生きにくい世界だなぁ…ｯ』
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作成日時：2024年2月15日 0時
