72 尋問 ページ32
-----公安 尋問室にて
「それでは尋問を始める」
『すみません。
今回の尋問、私たちにまかせていただけないでしょうか』
「エアー、ホークス
ですが……」
ﾎｰｸｽ「この男はオレたちと関わりがあります」
『真実を確かめるのは大事でしょう？』
「ではお2人にお任せいたします
私は外で待っています」
『ふぅ、……では、改めて尋問を始めよう
「父親に“脱獄犯”はなかやろ
昔んごと話そうじぇ？」
『ﾊﾊﾊ、ごめんだけど私あんたと昔話したいとは思わないから
なぜ私たちを呼んだ？』
父「言うたろ お前らに絶望ば見しぇちゃるって」
ﾎｰｸｽ「その“絶望”ってなんだ？」
父「Aん母親は遠見絵やなかってことや」
『なら誰なの』
父「そこ言うたらしけとーやろ」
ﾎｰｸｽ「教えろ」ｼﾞｬｷｯ
ホークスが鷹見に羽を当てつける
父「おお、そげんことすんなよ お前変わったな、昔はオレに逆らわんやったとに」
ﾎｰｸｽ「今と昔を同じにしないでほしい」
父「それに、オレば殺したらお前ん本当ん母親が誰なんかわからんぞ」
『別にそんなの興味ない』
父「興味なか…ねぇ……よし、こりゃ教えてやろう
お前ん母親は今人類殺害計画ば立てよー」
『はぁ？人類殺害計画だぁ？』
父「信じる信じんなお前ら次第や こんままほっとけばあいつはガチで殺る」
ﾎｰｸｽ「その自信はどこから来るんだ」
父「いま絶賛指名手配中ん女おるやろ
『空山禎子……』
ﾎｰｸｽ「人を200人近く殺した女だよ」
『あぁ、 え、その人が私のお母さんってこと？』
父「そうや」
『あー……そっ…かぁ………
他に知ってることは？』
父「ｯ!! 殺気出しなしゃんなや たまがるやろ
他に知っとーことはなか」
ﾎｰｸｽ「隠すな お前が何かを知っていることはわかっている
包み隠さずに言え
でなければお前を殺す」
父「 言うわけんやろ!!バカか!!!」
ﾄﾂ
『おいおいホークス……急に手刀すんなよ』
ﾎｰｸｽ「殺さなかっただけ優しいと思ってほしいけどね」
『はぁ……尋問は続きそうだね』
ﾎｰｸｽ「実は前からこいつのことは追っていた
空山のことも」
『 ま、人類殺害計画がいつ始まるかは知らないけど、それまでにこいつから情報を吐き出せばいいんでしょ？』
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作成日時：2024年2月15日 0時
