新人ヒーロー爆豪にフラれた 2 【MHA】 (ページ20)

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62 所詮過去は過去ページ20

-----保健室

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「あんなに元気そうだったけど重症だよ」

『いやそりゃね？こんなに血が出てるんだよ？逆にこれで軽症なら笑っちゃうわ』

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「とまぁそれは置いといて、手術は終わったから帰ってもいいよでも暴れないようにね」

『暴れるわけないじゃないですかちょー痛いんですから』

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「あぁ、それで、聞きたいことがあってね

あの傷はいつできたんだい？」

『さぁ？知らない』

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「知らないことはないだろう」

『だって覚えてないし』

これは言わなくてもいいことだろう

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「あれは古傷だよお前さんは公安に務めている
あんな怪我を負うことはザラにあるだろう」

『そこまで鬼畜じゃないですよ？公安まだヒーロー免許取ってない少女に任務をさせはしません』

バリバリしてたけど

なんなら単独任務してたけど
怪我めっちゃ負ってたけど

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「まぁなんでもいいけどね私が聞きたいのはこの傷だよどこでこんなの負ったんだい？」

『だぁから、覚えてないんだって』

実際あのときのことは詳しくは思い出せない
記憶が残るのは大体3歳からと言われているけど、3歳からなんてそうそう覚えてない

まぁ、印象に残ったことは覚えていると思うけど

『仮に覚えていたとしてどーするわけ』

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「どーもしないよもしそのことであんたの心に傷を負っているのだとしたら寄り添う必要があるからね

それが私たち教員の使命の一つだからね」

『……そ』

急にかっこいいこと言っちゃって

まぁ、そんな事言われてもあのことは言うつもりなんてない
言っても過去は変えられないし
それに私自体あのことは吹っ切れている

過去は過去今は今

あーゆーことがあった(・・・)っていうだけ
あーゆーことがある(・・)ではない

ある(・・)ならば私もその未来を変えるために努力する

『所詮過去だし』ボソッ

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「………」

『では帰らせていただきますさよーならー!!』

ガラッ

『うおっこれはこれは…相澤先生ではないですかお元気そうで何よりです』

相澤「オレは元気だ元気じゃなさそうなのはお前だろ」

『いや？めっちゃ元気ですよではでは、私は帰ります
あ、ちゃんと授業には出ません部屋で勉強しときます』

相澤「あぁ」

-----Noside

相澤「どうです、あいつの腕」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「私の個性じゃ治んないね」