61 茶番も時には必要なのだ ページ19
『うん、死なないよ、…』
自分よりもオーバーな反応をしている人を見ると冷静になるってほんとなんだなぁ
蛙吹「先生、Aちゃんは今日授業出られるのかしら？」
相澤「いや無理だろ 安静にしとけ」
耳郎「そりゃそうか…」
『えやだよ？私授業出るから』
葉隠「Aちゃんがんばんね…」
八百万「そ、そのようなお体ではでられませんわ!!」
『いやいや、めっちゃ元気ｯ !!ｯﾀｧ…』
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「腕を動かすからだよ こんなに深く…どーしてこうなったのやら… とりあえずギリギリ歩ける体力になりまで治しちゃうよ」
チューーーッ゙
『うぇ…死ぬ……辛し……』
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「意外と体力あるのね じゃあ保健室に行って手術だよ」
手術かぁ…
初手術おめでとう!!ってな!!
『いやいやいや、え、手術？ シュジュツ？』
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「手術だよ」
『なんでなんで？包帯巻いとけば治るよ』
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「治らない傷だからいってるのさ」
『えぇ……』
相澤「悪い麗日、個性でこいつを保健室につれてってやってくれないか」
麗日「あ、はい!! Aちゃん、痛かったらいってくださいねぇ？」
『お茶子ちゃん…!!』
フワッ
『うがっ…いたい…いたいですお茶子先生』
麗日「大丈夫ですよぉAさん、すぐに良くなりますからねぇ」
耳郎「ヤブ医者のあれだ」
芦戸「うん、ヤブだ」
『ヤブせんせぇ…痛いです…』
麗日「痛くないですよー いたいと思うから痛いんです」
『脳筋!!先生脳筋です!!』
麗日「…走りますよ？」
『先生だぁいすきぃー!!』
相澤「はぁ…なにをやってるんだか…」
『せんせっ 死ぬ!!痛い!!私患者!!丁重に扱って!!』
麗日「患者が暴れ出した!!」
芦戸「先生、担架です」
耳郎「うちもかよ… 担架ﾃﾞｽ…」
『君たちがただ手を繋いだだけの担架じゃ無理があるよ!?』
麗日「患者が暴れ始めた!! 透くん!!鎮静剤を…!!」
葉隠「はい先生…!!」
相澤「……まぁ、たまには茶番も必要か…」
相澤先生が少し離れたところから私達を見て笑っているのを私達は知らない
『いやいい雰囲気だけど私重症だからね!?』
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作成日時：2024年2月15日 0時
