新人ヒーロー爆豪にフラれた 2 【MHA】 (ページ15)

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57 意思が弱いかもねページ15

『じゃあね、もう突っかかってこないでよ』

パシッ

爆豪「まてよ…お前まだあの質問答えてねぇぞ…」

『“啓吾”のこと？ヒーロー、知り合いなの

それに』

パシッ

『私のこと“お前”って言わないでくれる？虫酸が走る』

こんなやつと二人きりなんてクソじゃん
帰ろ…

────────

“うちは貧乏だっていうのにｯ!!なんでお前なんかを産んでしまったんだｯｯ!!!! お前なんかｯ死ねばいいのに…”

“お前なんかｯ……”

─────────

………クソ…

『クソっ誰なんだよ…』

------Noside

ギギー

麗日「あ、Aちゃん帰ってきた!!」

耳郎「大丈夫だった？」

鷹見『……』

ビリッとした空気がリビングにいる人達を襲う

八百万「ｯ…Aさん……こ、紅茶を入れましょうか…？」

鷹見『！あ、いや大丈夫… ありがと』

峰田「なぁ鷹見、爆豪となんかあったのか？」

鷹見『ｯ…』

鷹見が峰田を鋭い目つきで睨む
それは敵(ヴィラン)を圧倒しそうなほど

峰田「あ、いや…」

鷹見『あぁ、ごめん私寝るね』

まだ空気はビリｯとしたまんま
おそらく鷹見がどこかに行くまでそれは続くのだろう

ギギー

蛙吹「！先生どーしたの」

相澤「鷹見に用があってな来たら外にこいつがいたからついでにつれてきた」

爆豪「…」

先生の隣にはさきほど鷹見と話して怒り心頭中な爆豪

芦戸「先生、A連れて来る？」

相澤「いや、いいこの様子じゃまともに話せない」

相澤は数日前鷹見と話したことを思い出した

─────

「鷹見お前は爆豪と今後どうありたい」

鷹見『えー…それ緑谷にも言われた…… んー…むずいですよねぇ』

「今、ここで答えとけ」

鷹見『それ、緑谷にも言われて色々考えて見たんですけど…私、爆豪と関わりたくありません』

─────

あいつは素直だ一応空気は読めるタイプだが
変なところで素直なのだ

と相澤は考える

相澤「オレは鷹見の部屋にいくお前らも寝るんだぞ」

------Aside

なんで急に“好き”だなんていったんだろう

なんで個性にかかったんだろう
そもそも洗脳系の個性は強い衝撃を受けたら解けるらしい
きっと他にも解く方法は色々あるだろう

催眠術にかかりにくい人は“強い意志を持つ”人などらしい
きっと爆豪の意思が弱いからかかったのだろうか

まぁ、もう好きじゃないから別にどーでもいいや

コンコン

『？はぁい』