お山のHappy day

来世でも好き ページ18

Ｏside


｢俺ね、何度生まれ変わっても智くんを好きになると思うんだ...｣



突然、翔くんから放たれた言葉。

今日は2人の休日が重なった水曜日。



特別 何かをやることもせず
そんな雰囲気を漂わす事もしていなかったのに
イキナリ言われた言葉に返事が遅くなった。




｢...どうしたの...急に｣


｢なんとなくだよ｣



そこで気づいた、
翔くんが自分の服の袖を握りしめていることに。


これは寂しいっていう翔くんなりの意思表現。


あぁ、なかなか会えなくて寂しかったんだな。って急に翔くんが愛しく思えて、隣に座っている彼をだきしめた。



｢大丈夫だぞ、俺が来世でも必ず見つけてやるから｣


｢ふふ、うん｣



側で綺麗に笑う翔くんをみて
我慢出来ずにキスを落とす。



｢...約束のちゅー。
ほら、翔くんもして？｣



顔から首まで真っ赤になっちゃった翔くんだけど
しぶしぶといった感じで触れるだけのキスをくれた。



｢...これでいい？///｣


｢うん、ありがと｣






たぶん、これからも寂しがり屋にさせる日が来るかもしれないけれど
絶対に来世でも迎えに行ってやるから
その時はちゃんと俺のこと惚れさせろよ、翔くん。



end

来世でも君に→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す