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彼のヤキモチ ページ16

Sside


某番組の収録が終わり
みんなで楽屋に戻ろうとしたら急に腕をひかれて誰も使っていない部屋に押し込まれた。



「ちょ...智くん?」

「ねぇ、あれ何」

「あれって?」

「なんで、あんなに後輩と仲良くしてんの?」


今日のゲストは新ドラマの主演3人で
中には俺が可愛がってる後輩もいた。

そういえば話に入っていけない...なんて言ってたな。



「至近距離で話やがって、お前は俺のもんだろ」


壁に押し付けられて耳元で話される。
吐息がダイレクトにかかって
身体が勝手に反応した。


「ん...智くんだってメール沢山してるくせに...///」


翔くんが知らない所でなんて言うから
収録中なのに顔が不機嫌になっていくのが分かって 必死に誤魔化した。



「ふふ、ヤキモチ...やいた?」



やかないわけが無い。
あんなの...わざわざカメラの前で言うこともなかったじゃん。


そう思ったら何だか悲しくなってきて涙がこぼれた。



「俺より...後輩の方がいい?」

「ばか...翔が1番に決まってんじゃん」



ごめんなって言いながら抱きしめてくれる体温が心地よくて、頬に伝う涙を拭ってくれる指が綺麗で、
もっと触って欲しいっていう自分勝手な感情が溢れ出す。


「智くん...すき...」


胸に顔をうずめたまま、聞こえるか聞こえないかの音量で呟けば途端に体を離されて速急に唇を奪われた。


「っ...ん」


軽いものから だんだん深くなっていって
苦しいのにもっと欲しくて、智くんのシャツを掴む。


「そんな可愛いことすんなって、
我慢出来なくなる...」


切羽詰ったような声が聞こえたかと思えば
服の袖から手が入ってきた。


「まっ...ここじゃ...だめ///」


必死に止めようとするが手の動きは止まらなくて足が震える。
首筋に落とされるキスによいながらも
どうにかこの状況を逃れたくて言葉をつなぐ。


「さと...ここじゃなくて、家がいいです///」


ちゃんと伝わったのか
顔をあげて俺の腕をとった智くんは
無言で部屋を出てマネジャーが待つ車へと歩き出した。

2→←熱中症には気をつけて



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優子 - 読みました。翔ちゃん可愛い~ (2016年8月21日 18時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
桜羅(プロフ) - 2人の想いをストレートに書いてみました。感動できる作品になったなんて思ってなかったので本当に嬉しいです(*´`)読んで下さり、ありがとうございます! (2016年8月5日 12時) (レス) id: c5686c9e11 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - お互いに想い合う二人にグッときました(ρ_;) 上手く甘えられないしょーくん。けっこう頑固な智くん。 想う気持ちは一緒なんですね(ρ_;) (2016年8月4日 23時) (携帯から) (レス) id: 767b8a3402 (このIDを非表示/違反報告)
桜羅(プロフ) - ともかさん» ありがとうございます(*´`)帰ってきて、すぐさま更新しますね!行ってきます(`・ω・)ゞ (2016年7月30日 12時) (レス) id: c5686c9e11 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - いってらっしゃいませ(o^∀^o) また更新されるのを待ってますね(o^∀^o) (2016年7月30日 12時) (携帯から) (レス) id: 767b8a3402 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:haruru | 作成日時:2016年7月6日 18時

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