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『久しぶり、皆』
ひらりと手を振って笑うと、足元に禰豆子ちゃん、腰に善逸が飛びついてきた
禰豆子ちゃんはなぜパンをくわえてるか分からないけど、代わりの無い様子に安心する…
善逸は……前よりうるささが上がったかな?
猪のない伊之助はだいぶ違和感があるけど……
炭治郎は変わらないな…
強いて言うなら洋装が似合うなって感じかな?
ギン「僕の奥さんにええ度胸やなー」
善逸「ゲッ!昔よりセコム度上がってない!?」
一瞬で離れた善逸と、それでもなお足にすり寄ってくる禰豆子ちゃん
『禰豆子ちゃんはなぜパンを…』
炭治郎「俺の家がパン屋をやっててな」
『パン屋の娘はパンを咥えるのか…人間って変わったのな……』
堕姫「間違いなく全ての人間がって訳じゃないわよ」
『うい。たまに人間がわかんなくなってくる…』
炭治郎「でも、変わりなさそうでよかった」
『ん。鬼は簡単には死なないしね。約束も、ちゃんと果たせたよ。全滅…までは出来てないけど、ほぼ壊滅してるよ』
炭治郎「それは本当に良かった…全てを鬼に任せてしまって心配だったんだ…」
『まあ、悪鬼はむっちゃんの作った鬼に比べたら赤子みたいなもんだよ!G並の繁殖力はあったけど、今じゃそれも衰えてるし』
炭治郎達としばらく話してると、飽きたのか後ろからギンがくっついてくる
もうさすがに照れも焦りもないよ…よくあることだしね…
『あ、錆兎達きたー!』
炭治郎「錆兎!真菰も…それにカナエさんと珠世さんと愈史郎まで…」
錆兎「よ。また鍛えてやろうか?」
真菰「そうだね。少し細すぎるもんね」
炭治郎「あ、あはは…」
カナエ「あらあら。困ってるわよ」
珠世「皆さん元気そうでよかったです」
愈史郎は珠世さんに夢中だ……
カナエと元蝶屋敷一行はもう既に再会を果たしてるみたいで、普通に戯れてる
まだ会えてなかった獪岳や玄弥達にもあえて、その日はワイワイと盛り上がって一日が過ぎていった
長い私の人生の中で、忘れられない一日がまた増えた
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2021年8月16日 8時