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『なっ!?ば、ばか!!!』
べ、別にキスくらいしたことあるし!!
そんなに動揺してないし!!
ま、まさかこんな人の多いところでされると思ってなかっただけだし!!
大丈夫、きっとみんなお酒に夢中でこっちみてないはず……
…………視線が感じるのは気のせいだと思いたい…
内心大荒れしてると、急に浮遊感があり、ギンにお姫様抱っこされてた
なんで???
ギン「今日から青崎Aは、市丸Aになるで!よーく覚えとき!」
『はぁ!?ちょ、ほんとに、酔ってる??』
ギン「全く酔っとらんよ。真面目な話や。もう離さんで、っちゅう意思表示や」
『……』
真っ赤になってフリーズした私の耳に次々とお祝いの言葉が聞こえてくる
あの、本人聞こえてないので……
いや、聞こえてるけど、情報過多で処理しきれてないから辞めて……
蜜璃「じゃあ私も!!!」
そんな声が聞こえて笑い声に包まれた方を見ると、蜜璃ちゃんが伊黒さんをお姫様抱っこしてた
『プッ!さすが蜜璃ちゃん!』
蜜璃「伊黒蜜璃です!改めてよろしくお願いします!私の、その、やっぱ恥ずかしいわっ!」
伊黒「っ!?」
キャッと照れて手を離した蜜璃ちゃん
さすがの身体能力で、地面に落とされずに着地した伊黒さん
『落とされてるし』
ギンにおろしてもらって、大爆笑してると伊黒さんに頭をはたかれた
パワハラだ……
『これじゃどっちが嫁なんだか』
伊黒「うるさい。黙れ。甘露寺以外いるわけないだろう」
『はーい、もう甘露寺じゃないですー!もっかいやり直しー!』
また叩かれた……全く…
人間だとこれだけで脳細胞が何千と死ぬんだぞ??
脳細胞殺しめ!!!
蜜璃「小芭内さんっ!」
伊黒「み、蜜璃…」
あー、うん。なんかハートとお花が咲き乱れてる気がするわ
もう知らない。勝手にイチャついてて……
めいっぱい幸せになれコノヤロー!!!
宇髄「ド派手におもしれぇ!!ほら、俺の嫁だ!」
はっはっは!と大笑いしながら両腕に須磨さん、まきをさんをのせて、雛鶴さんを肩車してる宇髄さん
……人間3人乗っけて爆笑してるとか、あの人ほんと怖いな…
鬼の本能的なの?が無駄に反応するわ
産屋敷「みんな私の大事な家族だよ」
『ひぇ…御館様が1番だった……』
やんやと騒ぎすぎていく時間
私にとって忘れられない瞬間になった
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2021年8月16日 8時