4 ページ4
『作戦は正直有効か分かりません。ただ、向こうがどれほどの量の鬼と虚を抱え込んでるか予測でしかないので』
悲鳴嶼「情報源は鬼か…」
『1部は鬼です。あとは死神からの情報です。護廷十三隊をあげての作戦ですので。それほどに藍染惣右介という存在が危険ということだけ理解しておいていただきたい』
ピリッと空気が張る
そんな感覚ですら私の口角は上がってしまう
戦闘狂め、と更木隊長に心の中で悪態をついたこともあったが、この調子じゃ他人事に出来ないな
『多分本丸に行くまでに何体か護衛を配置していると思われます。その強さは計り知れてないので、もしかしたら雑魚ですし、もしかしたら相当強いのかもしれないです。
何があってもいいように柱それぞれで隊を率いて、そこに死神の隊も合流させます。さらに鬼からも支援を貰うことでどんなことにも備えられる』
藍染のことだ。ただの鬼を配置するだけじゃ済まないだろう…
寄生された鬼の1件も本体が見つかっていない
警戒することに越したことはない
寄生された鬼に関しては稲帆がいれば問題ない
春雷、累を助けてくれた血鬼術さえあれば対策は万全だ
『行き当たりばったりになるかもしれないですけど、下手に対策を決めて挑んで通用しなかった時に慌てるよりも無計画で突っ込んだ方が臨機応変に対応できると思うんです』
しのぶ「その藍染惣右介っていう人はどうするんですか?」
『……許されるなら私が相手したい。私自身の仇でもあるし、ギンの仇でもある。それに、初めから藍染の狙いは私だしね』
累「僕は姉さんについて行く」
兄「おなじくだ!」
稲帆「俺も」
『うん。3人がいれば心強い!ありがとね』
もう私は負けない
こんなに強い仲間もできた
それに頼れる家族もいる
御館様「そろそろかな。では無事を祈っているよ。みんなで必ずここに戻ってくるんだよ」
御意。と声が揃い、鎹鴉が肩に止まった
『頼むよ、師匠』
「任セロォ!」
御館様がいなくなったあと、ぞろぞろと出ていく柱に続いて敷地を出た
そしてそのまま地面に空いた穴に落ちたのだった
締まらないなぁ!まったくもう!
87人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2021年8月16日 8時