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右から私、左からはギンの日輪刀が藍染の首を捉えていた

あまり深追いすればさっきみたいに投げ飛ばされるのがわかってる

だからわざと日輪刀を抜いて距離をとる

首の傷は治りが遅いのかすぐには塞がらず、藍染の白い羽織を赤く染めた

藍染「終わりか?本当に鈍ったな、青崎A」

『そうおもう?個人的には前より良くなってる気がするんだけどなぁ』

全集中の呼吸と瞬歩を合わせると音速のような速さで相手に迫っていける

これならギンも捕まえられるねって話してたばっかりだった

『速さは柱一なんだから!』

一瞬で近づくと体を捻らせ、遠心力を使い日輪刀を振るう

胴体には紫龍が刺さった

貰った!

グッと腕に力を込めると同時に、視界の端に映った銀色の光

両方の刀を雑に引き抜いて藍染を蹴飛ばして距離をとる

とっさの判断でも間に合わなかったようで、腹部からどろりと血が溢れる感覚が伝わってくる

『やってくれたね…』

藍染「ここで負けるわけにはいかないのでね。それに、手加減ももう飽きたところだ」

ギン「無理せんでさがり。あとはボクが」

『絶対に退かない』

もう二度とギンを殺させない

もう出し惜しみはしない

『龍の呼吸 漆ノ型 白龍ノ邪念』

前世の分合わせてそれ相応の毒を喰らえ!

恨みつらみを吐くように唸り続ける白龍と共に刀を横に振るう

背後からギンが支援してくれるから、藍染を狙いやすい

藍染「本当に君は速いな」

刀と刀が交わり合う

止められた。けど、これはかすり傷でも相当なダメージになるはず!

『貴方に教えていただいた甲斐がありますねぇ!!』

全体重を刀にかけると、起動がズレて藍染の頬を掠めた

藍染は毒に気づいたのか、薙ぎ払うと同時に傷に触れた

着地して毒の兆候を見ていると傷口から紫色に変色し始めていた

『あとは時間の問題…』

ギン「蛇の呼吸 弐ノ型 狭頭の毒牙」

ギンの死角からの攻撃も軽々と腕で防ぐ藍染

心做しか皮膚がだんだん固くなってきてる気がする

ギン「ごめんなぁ、ここで斬らせてもらうで?」

藍染「1度負けているお前達に私が斬れるのか、楽しみだな」

ニヤリと笑った藍染に、私は背中に悪寒が走った

なにか…

嫌な予感がする…

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設定タグ:鬼滅の刃 , BLEACH , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2021年8月16日 8時

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