14 no-side ページ14
イヅル「大虚…ここからは任せてください」
稲帆「退かないね。ここまで来たらぶっ潰すまで退かない」
炭治郎「俺達も!Aに任されてるんだ。退くわけに行かないんです」
イヅル「では、行きますよ。無理はしないでください」
矢琶羽「おい。お前もあの早く動くやつできるだろ。加速させてやる」
朱紗丸「防衛は任せるんじゃな!」
大虚が吼えると攻撃を仕掛けてきた腕を、無数の鞠が吹き飛ばしていった
イヅルは瞬歩と矢琶羽の血鬼術のおかげで加速し接近した
イヅル「面を上げろ 侘助」
尋常じゃない加速故に防御はできないものの、炭治郎や善逸、伊之助、獪岳、禰豆子、稲帆の攻撃が防御の役目を果たしていた
イヅルの振るった侘助は、見事大虚を切り裂いた
イヅル「…っ!皆さん退避!矢琶羽さん!」
矢琶羽「分かっておる!」
イヅル「往生際が悪い事だ…」
矢琶羽の血鬼術で全員が一定の距離を置くと同時に、大虚の周りに散った鱗粉が次々に爆発したのだった
夾迦「桃迦…ごめ…ん…」
大虚の体が崩壊し、夾迦が元の姿に戻ると涙を流しながら消えていった
夾迦と桃迦は消える時もそばにいた
炭治郎「…無事ですか…」
イヅル「問題ないです。皆さんは…なかなか疲弊してますね。一度戻りますか?」
稲帆「俺は行く。Aが心配だ」
炭治郎「俺達も向かいます」
イヅル「…ここからは先程の倍以上…いや、比べ物にならないほど辛い戦いになるかもしれません。それでも、着いてきてくれますか」
炭治郎「もちろんです」
イヅル「わかりました。では行きましょう」
森の中を駆け抜けていく一同
そんな中、森の中心地では嫌な気配が膨れ上がっていた
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2021年8月16日 8時