48 ページ48
柱合会議の後、御館様に提案したありえない提案
却下される前提で提案したけど、御館様は採用してくださった
それから直ぐに頭を下げて直談判をして今回限りと許された訓練
『ひぃ…やっぱ気配が違うや』
一番乗りで着いた私が見上げた山
那田蜘蛛山
『累とお兄さんの故郷だ…』
2人は引き続き一般隊士の育成の方に力を入れてもらってる
本当は連れてきたかったけど…
「久しぶりだね!元気にしてたかい?」
ひらりと手を振るのは童磨
そして隣でひっそりと立ってる黒死牟
『そんなに久しぶりって感じもないけどねー!今回はよろしくね』
「杏寿郎はいるのか?」
ぬっと闇から現れた金の目、そして嬉々とした声は猗窩座だった
『煉獄さんも一応ね。どなたかのおかげで1度死にかけてるけど、それでも強くなりたいってさ』
猗窩座「さすがは杏寿郎だ!存分に高め合うぞ!」
『暑苦し…』
「恐ろしや…恐ろしや…柱との訓練など…」
「ヒョヒョッ!実に粋ではないか!」
『半天狗…玉壺…』
「あら、揃ってるじゃない」
『堕姫ちゃん!』
わーい、と手を合わせてはしゃぎながら真っ暗な闇を見つめた
『むっちゃん、ほんとにありがとね。柱を鍛えて欲しい、なんて鬼殺隊側も鬼側も不利でしかないのに』
無惨「それ以上に今回の件が厄介だと判断しただけ」
『御館様も喜んでたよ』
そう言うと無言になってしまった無惨様
え?無視?泣くよ?
上弦の鬼がこんなにも集結したのは鍛錬のため
上弦の鬼たちを呼んで柱を鍛える
そんなぶっ飛んだ提案を飲んでくれた御館様
無惨様の説得には骨が折れたけど、鬼達は快く受け入れてくれた
特に猗窩座
あの人はなんだか気質がどこぞの隊長に似てるから、強い相手がいるっていえば来てくれる
扱いが楽で助かる…
『とりあえず、柱の方には御館様が今頃お話してくださってる。それを聞いた上でここに来てくれるはずだから、事前に伝えておいた場所にいてくれると助かる!』
無惨「私は帰る」
『お見送りありがとー』
手を振ると、目の前に相変わらず奇妙な形をした鋭い触手が迫ってきた
『あっぶな…』
瞬歩で後ろに下がり、そのまま地面を蹴り木の上へ飛んだ
それと同時に鬼たちも移動を始めた
70人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年11月12日 12時